⭐あくまでも、記録として(No.3)

葬儀に関心の無いかたはこのシリーズは読まないで下さいね。お時間の有る方はどうぞ🤗何かの役にはたつかも?

お姉さんを荼毘に付した日の
空は灰色、寒い1日だった。

遠方からいらしたパートナーの
お兄さんご夫婦。
パートナーの次女さん。

みなさん、私は初対面。
こっちの方が緊張したよ💦
お姉さん ごめん🙏💦💦

斎場入口 受付で現金80,000円
お支払い。
お姉さんは本籍が市外なので
この金額。
ちなみに・私たちの火葬は無料。

この街のホスピスに連れてきた時に
籍を移しておくって
ダメだったのかなぁ?

今となっては、せん無き事だから
調べてないんだけど。

「お金が無くて遺体をそのままに
してしまいました…」って
白骨死体と暮らしてしまった人の
気持ち。実際問題として少し
わかる気がする💦

足を踏み入れた葬祭場の空気は
ひたすら冷たい。
この景色 覚えている。

7年前の12月
夫の体とお別れした場所。
フラッシュバックする記憶。

あれから何十年も経ったような
気がする…。

8日ぶりのお姉さんは
少し口が開いて、どちらかと言うと
可愛く見える。

お気に入りだった
スプリングコートを体にかけてから
用意されたお花で棺を埋めていく。

横にもうひとつ花束がある。
“追加費用のお花”はこっちかなぁ?
神聖な場面なのに
不埒なことを考えてしまう🤔

パートナーがぽつりと呟いた。
「桜、見れなかったね」

うん。
ソメイヨシノはまだだけど。
河津桜はまさに今 満開だ。

こうして時間だけは 過ぎていく。