⭐あくまでも、記録として(No.1)

葬儀に関心の無いかたはこのシリーズは読まないで下さいね。お時間の有る方はどうぞ🤗何かの役にはたつかも?


お姉さんが息を引き取ったのは

私たちが1度帰宅した その間だった。


部屋の決まりごとで

付き添えるのは 1人とのこと。

私はペーパードライバーなので

“その時”にスムーズに動けるように

私が泊まるつもりで

支度や家仕事に戻ったのだ。


看護師さんが

「ずっと付き添われているご家族がお茶を買いに行った、その隙に…ってよくあるんです。何故なのか?我々も不思議なんです」

と話してくれた。


こちらのホスピスでは、バイタルみたいな装置も装着していなくて

お姉さんも酸素マスクだけだったから

気がついたら 息をしていなかった

そういうもんだったんだろうな。


辛くはなかったはず。

再会した時の顔は穏やかで

長い睫と白い頬が綺麗だった。

違うのは目を閉じていて

2度と開かないことだけだった。


パートナーが“○○なお葬式”に電話をかける。事前に打合せしたお近くの葬儀社さんが迎えに来てくれる手筈になっている。


○○なお葬式→初めにパートナーが自分に何か有った時の為に娘さんふたりの為に入っていた。

私が転がり込んでから

私も近い内に必要になるであろう母の為に入っている。


父や夫の葬儀の時とは

コロナを境に葬儀事情は変わっているし

私も実家周りに疎くなっているから

入っていて損は?ないかな?っと考えた。


パートナーと私、お互いの役にもたつのかなと思っていたけれど…。

そこは“親族”でないと使えない。

同性カップルと同じ

色々 困り事は有るのだ🙄


ずっと一緒に居たいって気持ちは

持っている。

しかし、中年以上のカップルには

時間も無い。


諸々もめたり手続きしなくても

最低限認めて貰えていれば

イイカナ!なんて思っている。


昔は“絶対結婚したかった”

不思議だけど

年齢を重ねるのは

意外と面白いこともある。


ほどなく“お迎えの使者”が来た。

夜間時間なので看護師さんふたりの寂しいお見送りではある。

お仕事・なんだけれど

丁寧に 丁寧に送ってくれた。


実は。こちらの病院の口コミは

滅茶苦茶悪い 最悪とも言える。


だけど。

私たちにとって

最初からホスピスのT先生も

看護師のYさんも的確な判断だったし。

スタッフさんも好感がもてた。


お姉さんの最期の時間に

こちらを選んで良かった。

なにかの機会に口コミに参加しようと

考えている。

ひとつ位 誉めてる口コミが有っても

良いだろう🤣


普段は使わないエレベーター

ホスピスは看取り(臨終をみとること)

前提なので、霊安室はスルー。

特別な扉が開くとダークな色の

ご遺体搬送車が待っていた。


これからお姉さんが数日を過ごす

事になる“○○なお葬式提携の斎場

○ホール”に向かうことになる。