雨が少しだけ雪に変わりました。


淡が数百年前にまだ魔法学校に通っていた頃
窓際の席が好きだったの。

毎日窓の外を眺めて、淡はお絵かきをしていたわ



好きなのは曇りの日と暖かい雨の日。



青空の日も嫌いではなかったけれど
曇りの日は落ち着いていられるの。
暖かい雨の日はまとわりつく湿気がドキドキしたわ。


休みの日はほんの畳一畳くらいの淡の楽園で
やはり窓の外を眺めながらお人形を作ったり
描いた絵に色を付けたり
誰にも邪魔されない淡だけのあの空間が好きだった。


今は少しだけ広いこの住処が落ち着かなくて

そうね、早くお掃除をしてノートの世界に飛び込みたいわ。








手が冷たいのには慣れている。
きっと淡の奥底にはマグマの様な魔力が詰まっているのだから。