『樹原涼子と名器を巡る旅』 に行ってきました

第一回のベヒシュタイン、第二回の河合楽器に続き
三回目の開催でした。(第一回の記事はこちら)
ほとんどのピアノは鍵盤数が88鍵ですが
ベーゼンドルファーのインペリアルは
97鍵盤あります。
音域は低音域に向かって増やされています。
これは、1900年頃にブゾーニがバッハの
オルガン曲を編曲した際に、鍵盤数が足りない
ことから製作されました。
鍵盤数を増やすことで、より深く、豊かな響きが
生まれ、インペリアルが誕生しました。
そしてベーゼンドルファーと言えば、リスト!
一回のコンサートで、2、3台ピアノを用意して
いなければならないほど、怪力の持ち主でした。
そのリストが、絶賛したピアノがベーゼンドルファー
だったのです。
今回は特別に、パリ・オペラ座にあったモデル250も
並んでいて、二台の音色を弾き比べてくださいました。
こちらが250です

100年前のピアノですよ~


インペリアルに比べて、優しい音色だなぁと感じました。
こちらはピアノの蓋がキャンバスになったように
美しく描かれています


いつかみんなと名器の素晴らしさを
語り合えたらいいなぁ。