2026年2月9日撮影

異業種モノづくり集団「DekiTech」は、キャンプ用品を作る町工場の集まりにイメージが強いかもしれません。―― 焚き火台「炎満」は、クラウドファンディングにおいて、目標の2倍をはるかに超えて達成しました!
でも「DekiTech」は、キャンプ用品だけではないんです。

ここでは、 2つのイベントに繋がる、 キャンプ用品とペット用品もご紹介していきます。


2026年2月9日撮影

町工場が分野の垣根を越えて連携するチーム。金属・皮革・照明など、それぞれに専門技術を持つ企業が集まり、企画から製品化までを自ら手がけていきます。
受注生産が中心だった町工場が、互いの強みを掛け合わせて新しい商品を生み出す ―― その挑戦から誕生したキャンプ用品は「八潮ブランド」にも認定されました。

各社が磨き続けてきた技術がつながることで生まれるものづくり。
私たちのニーズに応えるモノづくりを発信し続けています。

ところで、「DekiTech」のペット用品はご存知ですか!?

 

2月14日(土)・15日(日) ── わんこのフェス ──


わんこのフェス公式アカウントより引用

埼玉スタジアム駐車場で開催される「犬・猫」のお祭りです。
第6回を迎え、毎回30,000人規模の来場者で賑わうイベントです!
DekiTechのペット用品での出店です。いくつか出店予定のグッズをご紹介。

「DekiTech」のペット用品ご紹介


2026年2月9日撮影

DekiTechのペット用品をご存知の方は、シッカリしたミリタリー系の厚手素材をイメージされるのではないでしょうか。ここからバリエーションも広がっています。
WANCONNECTは、名前とQRコードを刻印できるプレートと、鑑札を収納できるポケットを備えたペット用セーフティギアです。※名入れ出来ます
災害や迷子の際、保護した人がQRコードから飼い主の情報にアクセスでき、再会の確率を高めます。QRコードにはInstagramなど任意のURLを設定でき、 追加料金も不要。
日常の首輪に付けるだけで、愛犬の防災対策がひとつ整います。

ワンエンブレムは、ユリウスK9対応の専用ネームワッペン。※名入れ出来ます
愛犬のハーネスに“うちの子らしさ”を添えられる、オリジナルアイテムです。お名前を入れられるシンプルなデザインで、見た目のアクセントにも。
素材は「革のレーザー刻印」です。
毎日のお散歩が少し特別になる、さりげないカスタムパーツです。

WanTagCase ── 愛犬の鑑札を安全に収納!


2026年2月9日撮影+Instagramより

愛犬の鑑札を安全に収納できる、名入れ可能な革タグ付き鑑札ケースです。
ミリタリー調に加え、明るい色合いやおしゃれな柄も新登場。※名入れ出来ます

  • 従来のMサイズに加え、Lサイズもラインナップ

  • 首輪・ハーネス・リードに取り付け可能(M:2〜3cm前後、L:4cm前後)

  • 強力マジックテープでしっかり固定

  • 鑑札を守る専用ポケット付き

散歩やドッグランでも落下や誤飲のリスクを防ぎ、万が一の際にも安心。
名前入りタグで、愛犬らしさもぐっと引き立ちます。

わんこグッズ ── イロイロ


2026年2月9日撮影+Instagramより

Wan Tag Case、そして、
<ワンちょこ>
わんちゃんにおいしいお水を飲んでもらえる、錫(すず)を使用した高級おちょこ。
錫は金や銀の次に高級な金属で、飲み物の味を整えてまろやかにする効果があります。
また錫には抗菌作用があり、清潔で美味しい水を楽しむことができます。ワンちょこでお散歩の水分補給を一層美味しく、安心して楽しめるものに!

<マルチストラップ>※名入れ出来ます
レーザー刻印で名入れ可能な革製のストラップで、ちょっとした小物を下げるのに便利なアイテムです。ペットカートに取り付けたり、お散歩バッグに取り付けても便利です。

<ペットカート用カバー>
AIRBUGGYのカートを、ミリタリーテイストにカスタムできる専用アイテム。
細かなパーツもしっかり通せる専用設計のホール加工により、カートにぴったりフィットします。モールシステムを採用しているため、ポーチや小物、バッグなどを自由に取り付け可能。お散歩やアウトドアが、もっと便利で楽しくなります。さらにベルクロ付きなので、お気に入りのワッペンで自分だけのスタイルにカスタムも可能!

<名入れサービスについて>
レーザー刻印による名入れサービスは、基本的にはその場でお作り出来ますが、当日ご注文 → 後日ご自宅へ発送となる場合もございます。

little bag charm ── ミニバッグチャーム

小さくてかわいいミニバッグチャーム。
チェーン付きで、バッグはもちろんお散歩リードにもぴったりです。本革を使い、職人がひとつずつ手作りしているため、色や素材の表情がすべて違う一点もの。
“これだ”と思える子を、ぜひ見つけてください。

わんこのフェスは、
埼玉県を中心にわんこ(+にゃんこ)たちが楽しく過ごせるイベントです。

ペットグッズの販売が、1日 ほぼ100店舗!、キッチンカー1日 20台の予定。
”抽選会”や”おしゃれなフォトスポット”、ペットと共に思いきり楽しめるイベント!!

「DekiTech」ブースでは、わんちゃんとのおでかけのお供にぴったりな、ポータブル電動エスプレッソマシン【OUTIN】の試飲会もあります。おでかけが一層楽しみに!

**第6回わんこのフェス**

  • 開催日時:2026年2月14日(土)・15日(日)10:00~16:00

  • 会場:埼玉スタジアム 南広場+α (〒336-0967 埼玉県さいたま市緑区美園2丁目1)

  • 入場料:無料

  • 駐車場:無料

  • 雨天決行・荒天中止

  • 主催:MOLUYUKA

 

2月19日(木)・20日(金) ── 第12回 町工場見本市2026 ──


町工場見本市ホームページより

葛飾区主催のイベントです。
近隣市町枠で八潮市もブース出展し、八潮ブランドの宣伝を予定しています。
異業種モノづくり集団「DekiTech」は、町工場コラボ事業の提案で出店します。
“あなたの欲しい!”を形にする技術力を軸に、中小企業ならではの柔軟な発想とものづくりを紹介します。

DekiTech合同会社から、ジェイクラフトマン赤塚製作所ワイ・エス・エムの3社での参加になります。


町工場見本市ホームページより

町工場見本市2026は「ものづくり」を担う中小企業が集結し、大企業、中堅企業の製造、技術、マーケティング担当者と商談を行うビジネス展示会ですが、中小企業の技術やアイデアに触れられる展示イベントです。
入場無料で、ものづくりに興味のある方ならどなたでも気軽に楽しめます。

「DekiTech」製品の紹介

 A38grate ─ キャンプ用テーブル


町工場見本市ホームページより

ハイ・ローモードの2段階に高さ調整ができるテーブルは、シーンに合わせて自在に変化します。ロストル部分だけを使えば焚火台としても使用可能(耐火テスト済)。スノコを外せばバーナースタンドに、ずらして装着すればワイドテーブルへと姿を変えます。付属の細ステーはミニランタンツリーとして活躍し、専用ケースを本体に取り付ければ小物入れにも。さらに別売の「アシノプレート」を装着すれば、カメラ三脚テーブルとしても使える多機能設計です。専用ケースにはパラフィン加工の10号帆布を採用し、防水・防汚性にも配慮されています。

 LUMICO38


町工場見本市ホームページより

GOAL ZERO のライトをセットすると、テーブル全体がふんわり光るライティングテーブルです。三脚に取り付けて高さを変えたり、サイドテーブルとして使ったりと、アウトドアシーンの雰囲気をやさしく盛り上げてくれます。
背面にはポーチを付けられる仕様で、持ち運びや収納にも工夫されています。

 SC25include


町工場見本市ホームページより

コンテナにぴったり収まる収納ケースシリーズです。
6種類のケースを自由に組み合わせられ、ギアやキャンプスタイルに合わせて使い分けできます。ウレタン入りで中身をしっかり守り、シックなデザインで見た目もスマート。
準備や片付けがスムーズになり、キャンプがもっと快適になります。

── 第12回 町工場見本市2026 ──

  • 開催日時:2026年2月19日(木)・20日(金)10:00~17:00(19日は~16:30)

  • 会場:東京国際フォーラム ホールE1 (東京都千代田区丸の内3丁目5-1)

  • 入場料:無料※来場登録所の混雑を避けるため、事務局ではWebでの事前来場登録を推奨しております。

  • 主催:葛飾区・東京商工会議所葛飾支部


DekiTech様より

「DekiTech」

総販売元:DekiTech合同会社
ホームページFacebook X Instagram
「dekitech ペットとライフスタイル」Instagram
埼玉県八潮市鶴ヶ曽根1490-5 藤波ビル1F

販売:DekiTech合同会社
製造:有限会社ジェイクラフトマン

ホームページFacebook

 

 

Yahoo!ニュースエキスパート(八潮市)地域クリエーター  yuko.N

2026/2/12(木) 11:00 投稿記事


(2026年2月7日撮影)

フレッシュケーキが並んだショーケース。その前に立つわくわく感は子供のころから変わらない。大切な人と過ごす楽しいひと時のプロローグ。

立春!? 言葉ばかりで寒い日が続く2月。
でも実は、日本ではいちごが美味しくなってくる季節なんです。

そんな2月の大切なイベントがバレンタインデー!
「る・菓檀」のバレンタインといちごケーキフェアにスポットを当てました。

バレンタイン限定
「る・菓檀」ならではのチョコレート、ご紹介


(2026年2月5日撮影)

お店にはいると、そこには贈ってうれしい・選んで楽しいバレンタインにピッタリのラインナップが用意されていました。

◆ 今年の目玉・スティック状マンディアン


(る・菓檀さま、Instagramより)

細長いスティックタイプで、手に取りやすく食べやすいのが魅力。
ビター・ミルク・ホワイトの3種のチョコレートに、彩り豊かなドライフルーツをあしらった、見た目も華やかなセット。今年のバレンタインの主役になりそう!

◆ 毎年人気の定番・生チョコ


(る・菓檀さま、Instagramより)

毎年人気の生チョコは、口に入れた瞬間にすっと溶ける上品な味わい。
る・菓檀らしい“素材の良さがそのまま伝わる”王道の一品です。

◆ 贈りやすさ重視なら・リーフパイ(チョコレートがけ)


(る・菓檀さま、Instagramより)

サクサクのリーフパイに、ビターとホワイト、2種類のチョコレートをコーティング。
1枚ずつお渡しできるので、ちょっとした気持ちを添える“義理チョコ”にも~。

◆ 根強いファンがいる一品・オランジェット


(る・菓檀さま、Instagramより)

オレンジピールを丁寧に砂糖漬けし、チョコレートでコーティング。
チョコレートの価格高騰が続く中ですが、昨年と同価格でのご提供です!
毎年楽しみにしてくださる“コアなファン”のお客様に。

◆ 香ばしさがクセになる・アマンドロシェ


(る・菓檀さま、Instagramより)

ローストアーモンドをミルクチョコで包んだ、香ばしさが魅力のロシェ。
る・菓檀では、毎年カラフルなラッピングをご用意しています。贈る方に合わせてお選びいただけます。

◆ 新製品・けやきサブレクランチチョコ


(る・菓檀さま、Instagramより)

八潮ブランド認定の「けやき通りサブレ」を粗く砕き、チョコレートと合わせて固めた新作です。地元の味をチョコで包んだ、る・菓檀ならではの“地域の贈り物”です。

◆ バレンタイン限定 フレッシュケーキ


(る・菓檀さま、Instagramより)

チョコレートと共にチョコレートケーキをご紹介。左から、

<ドライフルーツとナッツのブラウニー>
クルミ・ピスタチオ・あんず・いちじくがごろっと入った、 食感も楽しい濃厚ブラウニー。

<ガトーショコラ 和栗入り>
中に忍ばせた和栗が「美味しい」とスタッフにも大人気の一品。

<ショコラレジェール>
シンプルでしっとりと焼き上げた、飽きのこないチョコケーキ。

こちらの3種は、2月11日(水)より数量限定での販売です。

バレンタインが過ぎると、店内はいよいよ“いちごの季節”へ。

いちごケーキフェアのお知らせ
   2月21日(土)、22日(日)、23日(祝)


(2026年2月7日撮影)

いちごケーキフェアには、12種類ものいちごを使ったケーキが予定されています。
ショートケーキタイプだけでも3種類。フェアでは、いつもはあまり提供されないケーキや、新作ケーキの登場も予定されています。この機会に、甘く美味しくなってきたいちごが華やかな「いちごケーキフェア」味わってみませんか!

お知らせ:開店時間、いちごケーキフェアの始まる21日(土)より
     10:00開店に変更になります。(現在10:30)

◆ いちごショートケーキ ── 一番人気!


(2026年2月5日撮影、る・菓檀さま、ご提供)

蜂蜜入りのスポンジは、ふんわりと軽く、しっとりと優しい甘さ。
最初のひときれを口に含んだ瞬間、スポンジがスーッとほどけていくような柔らかさが、生クリームといちごのみずみずしさを、そのまま受け止めてくれます。

ノンアルコールなので、誰にとっても “安心して食べられるショートケーキ” の王道!
まるで、春の光をそのまま閉じ込めたような、素直でまっすぐな美味しさです。

◆ フレジェ ── 開店当初からの大人向けショートケーキ


(2026年2月5日撮影、る・菓檀さま、ご提供)

フレジェは、開店当初から続く“特別なショートケーキ”です。
見た目はショートケーキに似ているのに、実はまったく別の味わいが!
スポンジにはリキュール入りのシロップがしっかり染み込み、噛んだ瞬間、香りがふわりと鼻へ抜けていきます。コーンスターチ入りの生地は、しっとりしながらも “ザラッと横にほどけていく、クリームと一緒にゆっくり溶けていくような” 独特の食感。
ひと口目から “大人の余韻” がそっと広がる、そんな趣のケーキです。

スポンジとクリームといちごという素材は同じ。
食べ比べてみると、クリームもスポンジもそれぞれの味わい、それぞれの食感!
ショートケーキの奥深さを感じる貴重な経験をさせていただきました。

◆ タルトフレーズ ── たっぷりいちご!


(2026年2月5日撮影、る・菓檀さま、ご提供)

可愛い丸型のタルトの上に、真っ赤ないちごが小さな山のように重なり合い、つややかなゼリーに包まれてきらりと光っています。
ひと目見ただけで心が弾む、華やかな存在感です。
フォークを入れると、まずはソフトなクリームがふわり。
甘酸っぱいいちごと重なり合うその味わいは、思わず笑みがこぼれるほどの相性のよさ。
土台には、香ばしいダマンドの深みと、サクッと軽やかなタルト生地。いちごのみずみずしさ、クリームのやさしさ、タルトの香ばしさ、味が移り変わる楽しさも味わえます。
たっぷりのいちごに包まれたタルトは、心をふわっと明るくしてくれる一品です。

ご紹介させていただいたいちごのケーキは、「いちごケーキフェア」のほんの一部です。12種類も予定されている! 華やかなショーケースが楽しみです!


(2026年2月7日撮影)

八潮市の洋菓子の歴史を作って来た「る・菓檀」
開店当初から「当たり前と思っていることを当たり前にやっているだけ」この言葉には、長く続けて来られたからこその重みがあるように感じました。

 

経験と素材を生かす確かな技術、お客様の大切な時間に本物で応えること。
それを「当たり前」に続けてきたからこそ、「る・菓檀」は今も多くの人々に信頼され続けているのだと思います。

 

株式会社 る・菓壇

住所:埼玉県八潮市中央4-5-5
TEL:048-997-7777
FAX:048-998-2222
営業時間:10:30〜18:30(但し、予約受取は19:00まで)
※ 開店時間が10:00開店に変更になります。
 (いちごケーキフェアの始まる21日(土)より)
定休日:毎週火曜日・水曜日(毎月インスタグラムにお知らせがあります)
   ── 2月11日(水・祝)は営業しています。

ホームページインスタグラムフェイスブック

 

 

 

Yahoo!ニュースエキスパート(八潮市)地域クリエーター  yuko.N

2026/2/9(月) 20:00 投稿記事


(KAZUSA特別展「アートと時を紡ぐ」、展示のご案内)

Patisserie&Cafe Espoir
  (パティスリー&カフェ エスポワール)

お馴染みのケーキとスペシャリティーコーヒーを味わえるパティスリー&カフェ。
お店に入ると目の前のショーケースに並ぶ、繊細な美しさのケーキに心が躍ります。
エスポワールのケーキは、どれを選んでも驚くほどのクオリティ! 丁寧な仕事が伝わってきます。お気に入りのケーキと、香り豊かなハンドドリップコーヒーを選んで、カフェコーナーへ。


(1月22日、Patisserie&Cafe Espoirにて)

3月までの期間限定で、お店に展示されているのはアートの世界。お店の壁にランダムに飾られたアートが、静かなインパクトを持って語りかけてきます。


(KAZUSAさんのアートが飾られた、Patisserie&Cafe Espoir)

荷物を置いて、目の前のアートに目をとめていると、フルーツタルトとハンドドリップコーヒーが運ばれてきて、しばしカフェタイムを楽しみます。

ふっと聞こえてきたハンドホイップの音? どんなスイーツを作られているのかなぁ~。こんなお店の音が心地イイ!


(1月21日、フルーツタルトとハンドドリップコーヒー)

フルーツタルトのイチゴ・ラズベリー・ブルーベリー・マスカット・洋梨・・・・。
スッキリしたホイップにとろ~りカスタード、タルトベースはサクッと生地に包まれた香ばしいダマンドが、しっとりと深い味わいの余韻を残します。
エスポワールさんの店内は、ことに日差しがこぼれる昼下がりの時間は、冬の寒さも忘れてしまう! スペシャリティーコーヒーと可愛らしいケーキ、お気に入りのスイーツを味わいながら、作品から広がる世界を味わう贅沢な時間!

── KAZUSA特別展「アートと時を紡ぐ」──


(1月22日、Patisserie&Cafe Espoirにて)

KAZUSAさんのメッセージ

 本展は、“時”を三つの章に分けてたどる試みです。 そのため、毎月作品の一部をテーマ毎に入れ替えて展示していきます。 1月は第一章「過去」、2月は第二章「現在」、3月は第三章「未来」をテーマとしま す。

忘れかけていた衝動、 日々の中で湧き立つ感覚、 そしてまだ形にならない未来への気配。 それらをアートという静かな器にそっと落とし込んでいきます。

 創作の原点には、手元に残った一枚の油絵と、とある映画のワンシーンがあります。 タイトルすら知らない映画のそのワンシーンは描きかけの絵を塗りつぶすほど静かに鮮烈で、 長い時間を経て、再び私の中で輪郭を取り戻しました。

 この展示が、みなさま自身の“時間”や“記憶”と重なり合うきっかけになれば嬉しく思いま す。どうぞ、ゆっくりと作品と向き合って頂き、あなたの心をそっと動かすきっかけになれば幸いです。


(1月22日、Patisserie&Cafe Espoirにて)

 

「Birth」数十年ぶりに自由に絵を描いた一作目
それは突然に。
ここからアーティストとしての一歩が始まりました。

私はこの作品に、なぜか強く惹かれました。
理由を説明することはできませんが、作品と対話する時間のなかで、心に小さな余白が生まれ、日常が少し違って見えた気がしました。


(1月21日・22日、Patisserie&Cafe Espoirにて)

エスポワールさんに展示された作品を紹介していますが、写真では、アートの大切な要素である、色あいや質感、そこから伝わる風合いを伝えることができません。
ぜひ実際にご覧いただきたい展示です。

形にとらわれない作品は、ひとつひとつが独自の調和を持っています。
はじめて見たとき。もう一度向き合ったときでは、受け取る印象が変わったりします。
展示を離れたあとも、色や佇まいがふと心に残る──そんな体験でした。

1月は第一章「過去」、2月は第二章「現在」、3月は第三章「未来」


(KAZUSAさんよりご提供、2月or3月に展示予定)

毎月作品の一部をテーマ毎に入れ替えて展示。
2月は第二章「現在」
3月は第三章「未来」
季節も移ろう中で、次の展示への期待! ワクワクの時間も楽しい!

カフェタイムの2日目は”ムースマロンとエスプレッソ”


(1月22日、ムースマロンとエスプレッソ)

トッピングの栗だけではないんです。ムースには刻んだ栗がたっぷり!
ほどよい甘さと食感の栗と、きめの細かいなめらかなムースに、思わずにっこりしてしまうムースマロンです。コーヒーはたっぷり飲みたくて、ハンドドリップやカフェラテにしていましたが、この日の気分はエスプレッソ。

アートを楽しんで、アートな空間で味わうティータイム。


(アーティストのKAZUSAさんとエスポワールのパティスリーYUKARIさん)

エスポワールで出会う、KAZUSAさんの世界。
過去・現在・未来の三つの章 ―― KAZUSAさんが描く、“時”をたずねるアートです。
そこに重なるのは、エスポワールで繊細なスイーツを紡ぎ出すパティスリーの空間。
表現のかたちが異なるふたつの個性が出会い、ここに静かな響きが生まれます。

エスポワールで出会う“時”のアートは、訪れる人それぞれの“今”と響き合い、きっとその時間に、新しい色を添えてくれるはずです。
カフェで過ごすひとときもまた、この展示の大切なモチーフなのかもしれません。

エスポワール・可愛らしい装飾はお友達から!
   「Espoir」(エスポワール)フランス語で“希望”

KAZUSA 特別展「アートと時を紡ぐ」

【展示スケジュール】作品の一部をテーマ毎に入れ替えて展示
・1月:第一章・過去
・2月:第二章・現在
・3月:第三章・未来

【会期】2026年1月15日(木)~3月29日(日)、エスポワールの時間に準じます。
【入場無料】カフェスペースにつき、お一人様ワンオーダーをお願いします。
【作家在廊日】インスタグラムからご確認ください。
※ご来場頂ける方は事前にご連絡頂けると嬉しいです

パティスリー&カフェ エスポワール「Espoir」

【住所】埼玉県八潮市中央2-23-10 アークプラザA
【営業時間】11:00~19:00(L.O.:18:30)
【電話番号】048-954-9948
【営業時間】11:00~19:00
【定休日】月曜日、火曜日
【QRコード決済】paypay は可
【駐車場】あり(2台、上の図と写真をご参照下さい。)
【お子様連れ】お子様連れ歓迎、お祝い・サプライズ対応 ・・・ 可


(駐車場、ご案内)

 

 

Yahoo!ニュースエキスパート(八潮市)地域クリエーター  yuko.N

2026/1/26(月)20:00 投稿記事


「第8回方言漢字サミット」の会場に入ると”博士ちゃん”の撮影クルーにビックリ!

「第8回方言漢字サミット」2025/12/13に開催されました。

・場所:八潮メセナ・アネックス(八潮市民文化会館 駅前分館)
・主催:八潮の地名から学ぶ会

<はじめに「方言漢字」ってなに? そんな方のために

方言漢字」という言葉に聞きなじみがない。そんな方のために”八潮の地名から学ぶ会”制作のリーフレットより引用します。

方言と同様に、各地に存在する地域性を持つ漢字を「方言漢字」と呼びます。各地域の歴史と文化を反映し、魅力的な漢字が数多くあります。
身近に潜む「方言漢字」を見つけ、その豊かな世界に触れてみませんか。

何度か紹介してきた八潮市「垳」は、全国で唯一無二の地名です。
でも、もっと驚いたのは埼玉県の「埼」です。埼玉県は県名ですから全国の人が知っています。その「埼」も方言漢字なんです!
つまり日本国内で、ごく限定的にしか使われていない漢字なんです。


(八潮の地名から学ぶ会のリーフレットより、方言漢字に関係するものを一部撮影しました)

「埼」の説明についても、やはり”八潮の地名から学ぶ会”が制作した「方言漢字マップ」(埼玉県編)より、ここでは要約して引用します。

「方言漢字」は希少性だけでなく、見慣れていても使用範囲が限られた漢字も含まれます。その代表例が「埼」です。「埼」を含む自治体名は埼玉県と佐賀県神埼市(かんざきし)のみで、全国的にも用例は多くありません。「埼玉」の由来は行田市埼玉(さきたま)にあり、古くは「前玉」「崎玉」とも書かれましたが、平安時代の文献では「埼」が主に用いられていました。
海上保安庁では、「埼」を水辺に突き出した地形を表す漢字として用い、灯台名や海図でも区別しています。
こうした歴史を踏まえると、「埼」は地域の自然と営みを映す、重要な漢字であることが分かります。

「方言漢字」を知って約1年。2022年春に八潮市に来て以来、変わった地名の多さを感じてきましたが、日本唯一の地名や珍しい読みが多く、その背景にある歴史を知るほどに、このまちがより身近で大切に思えるようになりました。


「第8回方言漢字サミット」の会場

もう一例だけ、ご紹介。
大阪府の「阪」も方言漢字! 『方言漢字事典』の「阪」という項目の冒頭には、
──大阪府と三重県に集中的にみられる地域文字。──
「阪」と「坂」の用例や歴史、大阪府という名称が定まったことで「阪」の使用が地域に広がっていった過程も、とても興味深い内容です。
こうした話に「エーッ!」と驚き、もっと知りたくなる。そんな人たちが、年に一度、全国から八潮市に集まる――それが「方言漢字サミット」です。

「方言漢字」について、少しご理解いただけたところで本題に入ります。

「第8回 方言漢字サミット」 地域文化を支える漢字と言葉


笹原 宏之 氏、基調報告の様子「ガケと地名 ―改めて『垳』の字について考える―」

2025年12月13日(土)午後、八潮メセナ・アネックスで「方言漢字サミット」が開催されました。

専門性の高い報告が続きましたが、「方言漢字」を知ったばかりの私にも、その面白さを実感できる内容でした。全国から約150人が会場に集まり、用意された資料はほとんど配布終了、懇親会も定員を超える盛況ぶりでした。

このサミットの魅力をすべて紹介することはできませんが、以下では特に印象に残った点をいくつかお伝えします。

1. 基調報告
  「ガケと地名 ―改めて『垳』の字について考える―」
   笹原 宏之(早稲田大学教授)


笹原 宏之 氏、基調報告の様子「ガケと地名 ―改めて『垳』の字について考える―」

基調報告の冒頭で笹原さんより、楽しい話題を紹介していただきました。

ミステリー作家の宮部みゆきさんまで、「読売新聞」の書評欄で『方言漢字事典』を取り上げてくれた。初めはフェイク事典だと思い、その1年間(2024年)で最も驚いたようで、総集編となる書籍版『宮部みゆきのおすすめ本 2020~2024』《中公新書ラクレ》では、「事典」を「辞典」と間違え、 末尾の句読点も打ち忘れている。 それほど驚いたのであろう。

「方言漢字」は、一般には認知度が高くはないかも知れません。
初めはフェイク事典と思われたのに、おすすめ本に紹介されているのは、知らなかったことを知って、きっと大いに興味を持たれたのではないでしょうか。


笹原宏之編著『方言漢字事典』(研究社)、この本は「方言漢字サミット」から生まれました

ようやく、笹原さんの本論です。
「ガケと地名 ―改めて『垳』の字について考える―」
日本列島の地形と「ガケ」に着目し、言葉や漢字、地名や姓の中でどのように受け継がれてきたかが語られました。

八潮市大字「垳」という自然堤防上の集落として存し、地名は「みずかけ」「はけ」の転訛といい、 垳地区には「垳川」が流れ、 「垳の万人塔」もある。

八潮市は関東平野南東部の沖積低地に位置し、シルト ~ 粘土主体の軟弱地盤が広く分布する地域です。道路陥没事故をきっかけに、こうした土地条件を踏まえた対策の重要性を改めて感じています。

地名を変えてイメージだけを飾ろうとするのではなく、土地の特徴を表しうる「垳」を地名として維持存続させることで、行政は対策の強化と市民への啓発を図り、住民もまた備えの意識の保持につなげていくことが大事であろう。
宮城県の「閖上」も方言漢字を用いることで、災禍の記憶と防災の大切さを伝えようとしたと考えられる地名であった。

これは、地名が土地の性質や記憶を伝える、重要な手がかりであることを示しています。閖上が水と深く関わる土地の性格を表し、災禍の記憶と防災の重要性を伝えているように、八潮市でも「垳」という地名を、将来に向けて大切に守っていきたいと感じました。

2. 報告「宮城県北部の方言漢字『埣・𡉻
   (ソネ)の分布状況と字体について」
   菊地 恵太(東北大学 准教授)


菊地 恵太 氏(東北大学 准教授)の報告

※ 土へんに卆の漢字はこのツールで表示出来ないため、土卆で記載します

宮城県北部・大崎市の中心部には、「古川李埣」「古川鶴ヶ埣」「古川上埣」など、「埣(そね)」を用いた地名が集中的に分布しています。
「埣」は大崎地域から宮城県北部にかけて多く見られる方言漢字で、旁を「卆」とした異体字「土卆」も存在します。

報告では、「ソネ」という地名の成立や地形的特徴、分布の広がりをたどるとともに、地図サイトでは確認できなかった異体字「土卆」の使用例を、現地調査により電柱表示などから紹介していました。

「埣」を含む地名が70か所以上あるのに対し、「土卆」は一部に限られています。その背景として、埣=JIS第2水準、土卆=JIS第4水準、という文字コードの違いが、地名表記の継承に影響している可能性が示され、考えさせられる内容でした。

3.報告「日本橋蛎殻町の表記」
  佐々木 絵美(東京都江戸川区 在住)


佐々木 絵美 氏(東京都江戸川区 在住)の報告

仕事上、日々漢字表記と向き合っておられる佐々木さんから、日本橋蛎殻町の表記についての報告がありました。

新聞の漢字表記ルールは、原則として

1.常用漢字表・人名用漢字表に準じる
2.それ以外の漢字は、正字(いわゆる康熙字典体)を使用
3.各社独自の用字用語の取り決めに従う

に基づいて運用されているとのことでした。
記録の正確さを大切にしつつ、表記の変化をできるだけ抑え、読者が内容に集中できるようにする。それを前提として、扱う漢字の多さに加え、そこに文字の揺れが生じることで、非常に大変な作業なのだろうと想像します。

「蛎殻町」と「蠣殻町」の掲載件数を、全国紙の全国版・都民向け紙面、さらに地元紙で年別に比較すると、全体としては常用漢字式の略字による「蛎殻町」表記に近づいてきているようでした。ここには、漢字変換のしやすさや書きやすさといった、要因も影響しているのでしょうか。

笹原さんの総括の中で、「お品書きなら『蠣』のほうが美味しそうではないですか?」に会場から笑いが!

4. 報告「八潮市の新設小学校の校名決定を振り返る」
   昼間 良次(埼玉県八潮市 在住)


昼間 良次 氏(埼玉県八潮市 在住)

新設小学校名決定までの経緯について、ここでは要約を記載します。

  1. 2025年7月31日、八潮市議会(総務文教常任委員会)、及び8月8日の八潮市議会(本会議)の審議により「花桃小学校」が校名決定しました。
  2. 課題としては、行政施策は市民感覚と一体であるべきだが、今回の名称案決定では継続性や意思決定の過程が見えにくかった。手続きは自治基本条例の趣旨に沿っていたのか、市議会は民意を十分に反映できていたのか。
  3. 新設小学校名に「垳小学校」を求める請願書には、四千筆の賛同署名簿を添えました。

5. 11月16日/第3回 方言漢字ウォーキング大会
  「垳地蔵の歩んだ道」実施報告
   黃 詩琴(早稲田大学大学院 特別研修生)


黃 詩琴 さん(早稲田大学大学院 特別研修生)

ウォーキング大会に参加するきっかけは、

  • 中国広東省に現存する唯一の地名用漢字「笹」の発見と調査でこの地名が消滅してしまう不安
  • 日本唯一の地名「垳」とウォーキング大会の情報を知り、ぜひ現地を感じたいという思い

ウォーキング大会の報告(要約)

八潮市の「垳」から台東区清川まで、全行程およそ12km。
「垳」が電信柱の表示で「桁」に置き換えられていたことや、区画整理や住居表示法による地名の変化が印象に残りました。

垳地蔵は、 かつて旅人や人々の延命利生を願って造立され、 現在の地に遷されたといいます。 場所は変わっても、 長い道のりを見守ってきた存在であることに変わりはありません。

実際に「垳」を見て歩き、中世の街道である下妻道をたどる中で、地名や文字もまた、人と同じように旅をしてきたのだと感じました。

このような大会が、八潮市だけでなく、『方言漢字事典』掲載の各地へ広がっていくことを楽しみにしています。

※ 当日の詳細は、【八潮市】380年前に垳地蔵の歩んだ道・下妻道を辿る12km、12/13「方言漢字サミット」も注目! でもご覧いただけます。

6.「方言漢字」書道展 出品作紹介


「方言漢字」書道展 出品作の数々

会場の壁に飾られていた作品です。一つひとつの作品にストーリーがあるのですが、またの機会にご紹介できればと思います。

7. 「方言漢字」に関する地域伝承・故郷自慢
  報告「北海道の地域文字『咾(いかん)』
      の由来にまつわる異説」
   角鹿 脩斗(宮城県在住)


角鹿 脩斗 さん(宮城県在住)

明治期の北海道には、「咾別(いかんべつ)村」という地名がありました(現在も神社名などに残っています)。この地名は、アイヌ語で「水があふれる川」を意味するとされ、漢字表記では「いかん」に「咾」という珍しい字があてられています。

しかし「咾」は、中国の字書にも載るものの意味の説明は簡単で、日本語の読み「いかん」との関係は分かりにくい漢字です。そのため、「老人の口癖だから『いかん』」といった、日本独自の解釈が語られてきました。

報告では、こうした通説とは別に、「咾」には本来「いがむ」という読みがあったのではないか、という別の見方を紹介し、それを裏づける文献資料についても紹介されました。

方言漢字サミット会場は、
  ”博士ちゃん”の撮影・インタビュー会場に!!


”博士ちゃん”の撮影・インタビューの様子

全ての報告が終わり、本会の終了後にも、方言漢字論議があちこちで続き、会場内の数ヶ所で取材が続いていました。

テレビ朝日「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」の取材に協力しました
 その様子が、次の日時で放送されます。
 ご関心ある方は、視聴してみてください。会場の様子や熱気が伝わることでしょう。
 ・番組名:テレビ朝日(5ch)「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」
 ・日時:1月24日(土)午後6時半~8時
 ・内容:企画「漢字ロマン博士/難読名字さん巡り in 埼玉」
<参考:番組HP>
 
テレビ朝日「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」

「方言漢字」懇親会(忘年会)

懇親会では、皆さんの前に垳に因んだ八潮名物? 満載のレジ袋!

ここでも自己紹介は、方言漢字談議につながることが多く、いつまでも話が尽きません。
「垳っぷちまんじゅう」の菓子道楽杵屋のご主人、村山さんもおまんじゅうを持って駆けつけました。

食事は、ごま塩「垳」赤飯おにぎり、「垳」いなり寿司・・・・。

「方言漢字サミット」から生まれた『方言漢字亊典』


参加者が購入した著書にサインをする笹原さん

笹原さんの報告の項でも触れましたが、このサミットから『方言漢字事典』が生まれています。懇親会の席で、今回の多彩な報告や質疑、自己紹介より派生した豊かな情報から、第二の『方言漢字事典』のお話も出て、とても楽しみです。

皆さんの報告から学ぶほどに興味が尽きず、『方言漢字事典』を購入してサインをもらい、読み進める度に「それぞれの方言漢字が息づく現地に行ってみたい」と想像を膨らませています。

<2025年12月13日/第8回 方言漢字サミット

 地名とまちづくりを考える
「第8回方言漢字サミット ― 地域文化を支える漢字と言葉 ―」
・日 時:2025年12月13日(土)午後2時~5時
・場 所:八潮メセナ・アネックス(八潮市民文化会館 駅前分館)


2025年11月16日、第3回 方言漢字ウォーキング大会「垳地蔵の歩んだ道」にて撮影

2026年2月22日/第2回 「垳」サミット開催のお知らせ

八潮の地名から学ぶ会主催により「第2回垳サミット」が行われます。

 第2回「垳」サミット ―「方言漢字」の聖地から報告 ―
・日時:2月22日(日)午後2~4時 (開場:1時半)
・会場:八潮市立資料館(視聴覚講座室)
 [八潮市南後谷763-50/東武線「草加」駅からバス、駐車場あり]
・内容:
 「同人誌『徘徊通信別冊 垳の号』を発行して」(仮題) 
   みくまり(弘前市在住)、kT(品川区在住)、すくとり(北上市在住)
 「中国の地名に見られる笹・椥について」(仮題) 
   黃 詩琴(早稲田大学大学院 特別研修生)
 「垳レポート」(仮題)
   昼間 良次(八潮市在住)


同人誌「徘徊通信別冊・垳の号」

・事前申込:不要(入場自由)
・参加費:なし(会場費・資料代他として、カンパ制で行っています。趣旨をご理解の上、ご協力ください)

<主催・問合せ:八潮の地名から学ぶ会>

TEL:090-4389-4895 FAX:048-998-4451
E-mail:gake840@yahoo.co.jp
※「方言漢字サミット」に関心を持たれた方は、2026年11月ごろに八潮市で予定されている次回のサミットにぜひご注目!!

※「方言漢字マップ」(リーフレット)入手ご希望の方は、やしお生涯楽習館、八潮市立資料館に設置しています。郵送希望(資料請求)は八潮の地名から学ぶ会 事務局まで

詳細は、⇒「垳」を守る会ブログをクリックしてご覧ください。

 

 

Yahoo!ニュースエキスパート(八潮市)地域クリエーター  yuko.N

2026/1/20(火)22:20 投稿記事


2025年1月28日、最初の陥没事故発生から間もない現場の様子

あの日の光景を、今も鮮明に覚えています。
陥没した穴に落ちたトラックの運転手さんとは、会話ができていた──そんな報道に、すぐにも救出されると多くの人々が信じていました。しかし救出は難航し、陥没は次第に広がっていきます。現場は3ヶ月もの間、救出作業に追われ続けました。
その間、周辺の方々は工事の音や激しい振動、悪臭、地盤への不安、せきや頭痛、のどの痛みなど、さまざまな健康被害に悩まされながらも、運転手さんを想い、じっと耐えていました。


2025年1月29日深夜1時ごろ、トラックの荷台部分が取り出されましたが、その直後、新たに
大きな陥没が発生し、画像の中央に見えている飲食店の大きな看板が巻き込まれました。

 

5月2日に運転手さんが救出されました。そして季節は夏へと向かい、7月には「車のエンブレムが変色している」など、硫化水素による被害が目立つようになりました。
2025年は6月下旬に35度を超える猛暑日が観測されるなど、例年にない暑さとなり、こうした気象条件も現場を取り巻く環境に影響を与えたかもしれません。
県は、現場周辺5ヶ所で朝に一度行う定点観測を根拠として「硫化水素は温泉地と同程度で健康に問題はない」と繰り返しましたが、実際には事故後の早い時期から体調不良を訴える住民の声がありました。


何か月続いたでしょうか。連日5~6基のヘリコプターが早朝から夜の時間
まで八潮市の上空を飛んでいました。画像はヘリコプター? ドローン?

事故後の対応をめぐっては、「住民に寄り添う姿勢が十分に感じられない」「声が届いていないのではないか」──そう受け止める住民の声が聞かれました。
とりわけ事故後の早い段階で、住民の声が十分に受け止められなかったことが、現在も続く苦悩につながっているのではないかと感じる方が少なくありません。


2月25日頃から防音壁が設置されました。現場の方々との交流は無くなったが、音の軽減とともに見ている辛さ、あの得体の知れない大きな人を飲み込んでしまった穴がほんとに怖くて・・・。(住民の方より)

そんな状況の中で、周辺住民の間では、互いに声を掛け合いながら状況を確認し合う動きが続いてきました。陥没現場から約70メートルに住む木下さんは、事故直後から住民への声掛けを続けてきました。また、7月には県とともに車のエンブレムの状況を調べる取り組みを行い、住民が直接八潮市長に話を聞いてもらう機会づくりにもつなげています。

こうした一連の取り組みを経て、9月には、住民の声をより幅広く集めるため、アンケート調査が行われました。

八潮陥没事故 アンケート調査結果報告書


陥没事故後の現場周辺の様子

住民の方々へのメッセージ

── アンケート調査報告書の冒頭に、木下さんが記された文章です ──

はじめに、八潮市道路陥没事故によりお亡くなりになられた方に、 心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また、事故以降、長期にわたり不安とご苦労の中で日々を過ごされてきた住民の皆様、 事業主の皆様に、心からお見舞いとご挨拶を申し上げます。
そしてこのたびは、お忙しい中、アンケート調査にご協力いただき、誠にありがとうございました。 あらためて、皆様のご理解とご協力に深く感謝申し上げます。
なお、本報告書の取りまとめに時間を要し、 ご報告が遅くなりましたことを、ここにお詫び申し上げます。
本アンケート調査に寄せられた皆様の声を受け止めながら、十分とは言えない知識や経験の中ではありますが、少しでも実情が伝わるよう、手探りで活動を重ねてまいりました。
行き届かない点や至らぬ点もあったかと存じますが、 皆様の声を大切にし、今後につなげていくための記録として、本報告書を取りまとめました。

 ─ 2025年12月24日 ─

※ 以下、アンケート結果は一次資料として原文のまま掲載し、それ以外の記述は趣旨を尊重した上で再構成しています。

✼アンケート調査の結果報告✼

1.アンケート実施の目的

八潮市陥没事故による被害の実態と、県の【その他の補償】に対する住民・事業主の受け止めを把握し、県および国に提出するために実施したものです。

2.回答状況の概要

・回答件数:住民  129件
・回答件数:事業主  11件

事故現場周辺では、現在も生活や事業への影響が続いていることが確認されました。

3.確認された主な被害の傾向

アンケートの結果、以下の被害が広範囲に、かつ継続して生じていることが明らかになりました。

(1)硫化水素等による物的被害 (9月時点での調査)(回答数:78)

・建物のひび割れ(壁 基礎 天井)・・・・・ 21件 ・・ 27%
・ドアや窓の建付けの不具合 ・・・・・ 13件 ・・ 17%
・床や壁の傾き ゆがみ ・・・・・ 4件 ・・ 5%
・外壁の損傷 汚れ ・・・・・ 20件 ・・ 26%
・エアコンの不具合や故障 ・・・・・ 43件 ・・ 55%
・電化製品の腐食や不具合(TV・パソコン等)・・・・ 7件 ・・ 9%
・エコキュート故障 ・・・・・ 4件 ・・ 5%
・ソーラーパネル不具合 ・・・・・ 4件 ・・ 5%
・車の腐食や不具合 ・・・・・ 58件 ・・ 95%(回答数:61)
・バイクの腐食や故障 ・・・・・ 3台 ・・ 5%(回答数:61)
・自転車の腐食や故障 ・・・・・ 24台 ・・ 39%(回答数:61)
・その他 アクセサリー、貴金属類の腐食や劣化

これらの被害は一定の割合で発生しており、事故後の生活環境が住民の財産や日常生活に継続的な影響を及ぼしていることが、アンケート結果から示されました。さらに多くの回答で、被害は一過性ではなく、事故後に新たに生じたものとされています。

(2)健康・精神面への影響 (9月時点での調査)(回答数:112)

・ストレス・精神的負担あり ・・・・ 96件 ・・ 86%
・不眠 ・・・・・ 40件 ・・ 36%
・頭痛 ・・・・・ 27件 ・・ 24%
・咳がでる ・・・・・ 24件 ・・ 21%
・のどの痛み ・・・・・ 18件 ・・ 16%
・声がかれる ・・・・・ 11件 ・・ 10%
・喘息の悪化または新たな発症 ・・・・ 6件 ・・ 6%
・血圧の低下 ・・・・・ 3件 ・・ 3%
・気分の落ちこみ ・・・・・ 39件 ・・ 35%
・日常でのイライラ ・・・・・ 49件 ・・ 44%
・精神的不安定 自律神経のみだれ ・・・・ 57件 ・・ 51%
・食欲不振 ・・・・・ 15件 ・・ 13%
・その他 飼い犬の健康被害多数報告
健康被害については、客観的な証明が難しい一方で、生活上の支障が実際に生じていることが、多くの回答から確認されました。
県が公式に示している硫化水素の濃度が「0ppm」とされている点について、調査結果と住民の実情との間に大きな乖離があると感じているとの声が多数寄せられています。
こうした状況から、現在示されている測定結果のみでは、住民の健康被害や不安を十分に説明できておらず、納得に至っていない住民が多いことがうかがえます。

(3)事業・営業への影響 (9月時点での調査)(全回答数:12)
・売り上げがなくなった ・・・・・ 3件 ・・ 33%(回答数:12)
・売り上げ減少 ・・・・・ 3件 ・・ 33%(回答数:12)
・顧客喪失 ・・・・・ 6件 ・・ 75%(回答数:8)
・顧客減少 ・・・・・ 3件 ・・ 37%(回答数:8)
・交通規制による物流の滞りや停止 ・・・・・ 5件 ・・ 56%(回答数:9)
・交通規制による物流コストの増加 ・・・・・ 2件 ・・ 22%(回答数:9)
・交通規制による仕入れの滞りや停止 ・・・・・ 4件 ・・ 44%(回答数:9)
・売り上げ減少後の固定費(家賃・光熱費)維持 ・・・・ 5件 ・・ 56%(回答数:9)
・硫化水素による設備・機器の損害 ・・・・・ 4件 ・・ 44%(回答数:9)
・車の腐食 ・・・・・ 4件 ・・ 44%(回答数:9)
・エアコンの故障 ・・・・・ 3件 ・・ 37%(回答数:9)
・従業員の健康被害 ・・・・・ 5件 ・・ 72%(回答数:7)
・経営のストレス ・・・・・ 7件 ・・ 58%(回答数:12)
・行政との交渉のストレス ・・・・・ 7件 ・・ 58%(回答数:12)
・土地・建物の資産価値への不安 ・・・・・ 7件 ・・ 70%(回答数:10)
・今後の地盤や環境に関する不安 ・・・・・ 8件 ・・ 80%(回答数:10)
・風評被害 ・・・・・ 5件 ・・ 50%(回答数:10)
・その他

事故の影響は生活面にとどまらず、事業活動や経営の継続にも深刻な影響を及ぼしている実態が明らかになりました。具体的には、営業休業、時間短縮、来客数の減少、売上への影響、設備や機器の不具合、臭気や工事による営業環境の悪化などが報告されています。
事業主にとっては、事故後の影響が一時的なものではなく、今後も工事が長期に続く中で、将来への不安や経営継続への懸念が大きいことがうかがえます。

4.【その他の補償】に対する意見

アンケートから、次の点が共通して指摘されています。

<住民>(回答数:121)
回答数:120件 「その他の補償」に不満 ・・・・・ 93件 ・・ 78%
回答数:121件 一人2万の補償金額が少ないと感じている ・・・・ 94件 ・・ 77%

・何に対しての補償なのか不明確 ・・・・・ 81件 ・・ 67%
・どの期間の補償なのか不明確 ・・・・・ 78件 ・・ 65%
・実際の被害に見合っていない ・・・・・ 76件 ・・ 62%
・「今回限りで再請求できない」に納得ができない ・・・・ 93件 ・・ 77%
・契約後の被害が出ても補償されない点に不満 ・・・・・ 81件 ・・ 67%
・「その他の補償」の一括処理に納得できない ・・・・・ 59件 ・・ 49%
・健康被害・環境被害への説明が不十分 ・・・・・ 64件 ・・ 53%
・精神的被害も対象なのか不透明 ・・・・・ 59件 ・・ 49%
・精神的苦痛の慰謝料が考慮されていない ・・・・ 59件 ・・ 49%
・200mの補償範囲の根拠が不明確 ・・・・・ 59件 ・・ 49%
・200mの境界線が納得できない ・・・・・ 32件 ・・ 26%
・被害の程度に関わらず一律なのは不公平だ ・・・・・ 66件 ・・ 54%
・現場に近い住民に差をつけるべきだ ・・・・・ 73件 ・・ 60%
・失望しているが泣き寝入りはしたくない ・・・・・ 74件 ・・ 61%
・失望しており諦めざるを得ないと感じている ・・・・・ 24件 ・・ 10%
・一部は評価しているが改善が必要だ ・・・・・ 41件 ・・ 11%

<事業主>(回答数:11)

・再開までの生活・経営補償への配慮が不十分 ・・・・・ 4件 ・・ 36%
・営業損失に見合った補償ではない ・・・・・ 4件 ・・ 36%
・従業員への補償がない ・・・・・ 3件 ・・ 27%
・休業の不安・経営ストレスへの配慮が不十分 ・・・・・ 9件 ・・ 81%
・会社の規模や被害の大きさへの考慮が不十分 ・・・・・ 2件 ・・ 18%
・補償金額そのものが低すぎる ・・・・・ 7件 ・・ 58%
・一律は不公平である ・・・・・ 7件 ・・ 58%
・被害実態に応じた補償をするべきである ・・・・・ 10件 ・・ 83%

【その他の補償】で一括して処理されることに、多くの住民・事業主が納得していないことが明らかになりました。特に補償の趣旨や対象範囲が分かりにくく、どの被害がどこまで補償されるのか不透明である点への不安が目立ちます。

また、補償内容が「今回限り」とされ、将来的な被害や影響に対する再度の請求が認められていないことについては、長期にわたる工事や影響が見込まれる中で、現実に即していないとの意見が多く見られました。

さらに、実際の被害の大きさに対して補償額がとても十分とは言えず、被害の実態と補償内容との間に大きな隔たりがあると感じる住民が多数をしめています。

5.住民の意識として見えてきたこと

・被害は現在進行形である
・個人対応には限界がある
・長期工事(今後約5年間)への不安が大きい
・声をまとめ、行政に正式に届ける必要性を感じている

アンケート結果から、
回答数:123件のうち、被害者の会が必要:90件 ・・ 73%
住民が「連携して行動する必要性」を強く認識していることが確認されました。

✼アンケート調査の活用報告✼


2025年7月31日。陥没事故現場周辺にて撮影

大野知事からの回答(要約)>

本報告書の取りまとめ直前に、大野知事より本件に関する回答をいただきましたので、以下にその要旨を追記いたします。

大野知事より、「被害者の会」を立ち上げ、住民自らが1年間の実態調査を行い、 その結果を実態調査報告書および要望書として提出する予定であることについて、 受け止める旨の回答がありました。

事故発生から1年近くが経過した現在も、現場周辺では復旧工事が続き、 住民の生活が事故前の状態に戻っていないことについて、県として改めてお詫びの意が示されています。

また、実態調査報告書および要望書が提出された際には、会員の意見を丁寧に受け止めるとされており、必要に応じて、下水道事業管理者や知事本人が直接話を聞くことも検討する、との考えが示されました。

あわせて、「被害者の会」の有無にかかわらず、現場周辺住民からの個別の相談については、引き続き県の相談窓口で対応するとの案内がありました。

※ この要約は、「知事への提案」から木下さんに届けられた回答を、住民の皆様に要約してお伝えしたものです。

<県議会議員への提出>

県の管理責任が問われる事故であることから、調査結果を県議会議員に提出しました。
【その他の補償】の内容見直し、被害実態に見合った対応、健康被害や精神的負担への配慮について、議会での問題提起と行政への働きかけを求めています。

<市長への提出>

市長には、調査結果を県へ直接提出していただきました。
市としての県への要請や意見表明、住民支援策の検討、今後の工事期間を見据えた対応体制の整備などについて、市政運営への反映を求めています。

<市議会議員への提出>

住民生活に直結する問題として、市議会議員にも調査結果を共有しました。
生活環境への影響や健康・物的被害の実態を踏まえ、市として可能な支援や対応の検討を求めています。

<報道期間へ情報提供>

調査結果を基に、報道機関へ資料提供を行いました。
数値に基づく客観的な結果や、事故から時間が経過した現在も影響が続いている実態、住民主体で実施した調査であることを伝えることを目的としています。

*硫化水素による被害について*

これまでに確認されている硫化水素による被害について
アンケート調査および住民からの聞き取りにより、 事故後、生活の中で以下のような被害が実際に確認されています。

<物的被害>

・車・バイク・自転車のメッキ部分の腐食
・電化製品の故障(エアコン、パソコン、マウス、エコキュート 等)
・家屋内外の金属部分の腐食(蛇口、金具 等)
・貴金属・アクセサリー類の変色・腐食

<住民の皆様へ>

上記のような被害が確認されている場合は、県へ情報提供をご検討ください。被害の報告が積み重なることで、実態の把握や対応、再検証につながる可能性があります。
なお、近隣住民向けの専用ダイヤル(埼玉県下水道局 下水道管理課)が設けられ、周知されています。

*個人宅4か所で測定している硫化水素の数値について*

県の調査として、 個人宅4か所で硫化水素の測定が9月24日から行われ、 現在も継続されています。木下さん宅に設置された測定機の記録では、 9月24日夜にリビングで0.2~0.6ppm、 屋外で最大2.5ppmを記録しました。また9月29日夕方には、 リビングで0.7ppm、 屋外で最大7.9ppmが記録され、 この時間帯には工事現場付近でアラーム音も確認されています。
これらはいずれも住民の生活空間およびその周辺で測定された実測値であり、県がこれまで示してきた説明との間に差があるとして、測定方法や評価、安全管理体制について懸念の声が上がっています。

<臭気と硫化水素濃度に関する住民の認識>

事故発生後から夏にかけて、強い臭気が継続的に確認されていました。
約3か月間にわたる測定の結果、臭気が強い時間帯には硫化水素濃度が高くなる傾向が確認されています。このため、事故直後から続いていた強い臭気についても、高濃度の硫化水素が発生していた可能性があると住民は受け止めています。一方で、事故直後の測定データが残されていないことが、当時の状況を数値で示せず、不安や納得感の得られにくさにつながっています。

<専門家からの意見について>

11月23日に開催された硫化水素に関する講演会で、埼玉医科大学医学部・臨床中毒学の上條吉人先生から、事故直後には高濃度の硫化水素が発生していた可能性があるとの見解が示されました。 

✼県の対応について✼

  • 車の腐食は補償の対象になりました。
  • 自転車やバイク、エアコン、エコキュートについては、現時点で明確な回答は示されていません。
  • 「その他の補償」の申請期限が延長となりました。

<議会での主な動きと補償方針>

・特別委員会の設置:埼玉県議会は「八潮市道路陥没事故調査等特別委員会」を設置し、事故対応や下水道老朽化対策、補償の方向性などについて審査を行いました。

・補償に関する決議:2025年10月9日、特別委員会は、県に対し住民・事業者に寄り添った適切な補償対応などを求める決議と、国に対し復旧事業費の財政措置を求める意見書を可決しました。

・具体的な補償案の提示:埼玉県は、影響を受けた半径200メートル圏内の住民や事業者に対し、具体的な金銭補償案を提示しました。

・対象:半径200メートル圏内の住民(約419世帯)および事業者(約90事業所)。

・金額:住民には1世帯あたり最低5万円(1人あたり2万円を加算)、事業者には一律10万円を支払う方針を示しました。

・その他の被害:家屋のひび割れ、臭気、工事による振動・騒音、交通規制に伴う余分な経費(搬入・運賃など)などについても、個別に因果関係が認められれば補償対象とする考えが示されています。

・住民・事業者の反応:県が示した一律の補償案に対し、影響を受けた事業者などからは、実際の損害額に見合わないとして不満の声も上がっています。

・補償申請状況:2025年12月中旬時点で、補償対象となる計509者のうち、申請を行ったのは約6割に留まっていますが、県は期限後も受け付けを続ける方針です。

「その他の補償」の申請について

現在、県が今後どのように対応していくのかは、依然として見通しが立っていません。補償内容が見直されるかどうかについても、現時点では明確な情報は示されていません。

補償の申請をしても、それで終わりではありません。申請は現時点で取り得る一つの手段であり、私たちは今後も住民の実情や不安の声を伝え続けていきます。

どうか、ご自身やご家族の状況に合わせて、無理のない判断をしてください。申請した方も、まだ申請していない方も、これからも共に声を上げていきましょう。

✼今後の対応について✼

アンケート結果から、事故後の生活や健康への影響が現在も続いていることが明らかになりました。こうした現状を放置せず、住民・事業主一人ひとりの声を確かな記録として残すため、住民による実態調査を実施します。事故発生直後から1年間の状況について、来年1月から2月にかけてアンケート調査を行う予定です。
実態調査の結果報告書と、 住民・事業主一同の要望書として作成し、 県と国へ提出します。
自分たちの声を伝え続けるため、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

✼「被害者の会」の立ち上げについて✼

── 木下さんが記した文章をそのまま掲載されていただきます。──

今後5年以上にわたり工事が続く中で、個別での対応には限界があります。 互いに支え合い、継続的に声を届けていくため、「被害者の会」を立ち上げることといたしました。
不安や悩みを一人で抱え込むことなく、住民の思いを受け止める「受け皿」となる場であり、そして心を寄せ合える住民のよりどころでありたいと考えています。

まだ決まった形を持っていません。 これから、住民の皆さんの思いや声を大切にしながら、共に話し合い、少しずつ築いていく団体です。

このような団体を立ち上げるのは、私たちにとって初めての経験です。至らない点や、不手際が生じてしまうこともあるかと思います。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 被害者の会の名称は  チーム 「虹の架け橋」


崩落したお店の看板あたりから虹がかかっています。2016年8月30日夕立のあとに撮影された写真

住民の声を行政につなぐ架け橋として、また、全国で顕在化しているインフラ老朽化問題に向き合う一助となることを願っています。

さらに、チーム一丸となって守り抜いてきた地域の歩みが、次世代の子どもたちへの架け橋となることを願い、この思いを込めました。

✼この報告書を手にして✼

陥没事故の周辺を通るたび、不快な臭気に息苦しさを覚えることが何度もありました。
報道で耳にした「温泉地のようなもの」という表現には、違和感を抱かずにはいられませんでした。温泉地の硫化水素臭で不快になったり、咳き込んだりした経験は、私にはありません。この環境で生活し、まもなく1年を迎えようとしている住民の方々が、その言葉をどう受け止めるのか ── 考えさせられます。
11月23日の上條先生の講演では、臨床中毒学の立場から、50ppmや100ppmといった高濃度での中毒症状や、少量であれば体内で解毒されるとの一般的な知見が示されました。一方で、住民からの具体的な質問に対しては、長期的な影響を示す資料が乏しいこと、そして今後同様の事故が起こり得る中で、八潮市の事例を検証していきたいという考えも語られました。

現場では、健康被害や物的被害が実際に発生しています。

木下さんは、「被害者の会は対立するためではなく、住民が力を合わせて声を届けるため。そして行政は私達の伴走者であって欲しいと願っています。」と話されています。
周辺にお住いの皆さんが、”安心して暮らせる当たり前の日常” を取り戻すことができるよう、住民に寄り添った対応が進むことを期待しています。

<記事内の資料・写真について>
木下さんより貴重な資料および写真をご提供いただきました。

 

 

Yahoo!ニュースエキスパート(八潮市)地域クリエーター  yuko.N

2026/1/7(水)14:45 投稿記事