我が人生の中で番長なる言葉を使うことなんて、めったにない。


番頭さんも使わないし、せいぜい板東英二です!ってモノマネする時くらいだ。
ああ、板東英二と番長はちっとも関係がない。


たまごついでに聞いてみるが、板東英二をテレビなどで見ると親指に見える人ってどれくらいいるの?



ああ、たまごなんてもっと関係なかった。


番長だよ、そうそう、番長について書こうと思ったのよ。


この8月1日に我が地元に開店した焼肉屋の名前が、「やきにく番長」っての。番長なんて言われたらあれこれ期待するじゃない?

店長が学ラン着てるとかさー、
店長がリーゼントしてるとかさー、
メニューがきったない手描きで書いてあるとかさー、
ビール持ってくるのがパシリみたいなヒョロっちい奴でさー、
会計なんかも端数は面倒だから切り捨てちゃうぜーとかさー、
そのくせ、肉の焼き方にはうるさくて、いろいろ仕切るぜー・・・・


みんなが好きな焼肉に、強い代表名詞みたいな番長が付いてたらあれこれ期待するのが当たり前で、期待せんと行くなら、普通のお店に行くってなもんである。



で、焼肉番長に入る。


ひょろっちい奴が出てきて店長ですと。
もちろん学ランも着てなければ、リーゼントなんてもってのほかのサラサラヘアーである。
メニューはきちんと予備もファイルに挟み込まれて裏から透けてるほどに馬鹿丁寧である。
ビール持ってくるのはゆっくりだし、
塩タン頼んだら、他の肉よりもあとから出てくる始末。


むぅん、ある意味番長的である。ような気がする。とかいう解釈もできる。


ただ、そこらへんはオーソドックスでええねん。
さっとビール持ってきてくれりゃいいし、タン塩もさっと持ってきてくれりゃいい。
ついでに、なにより先にお箸持ってきてくれりゃサイコーだよ。


開店したばかりのお店に期待するのは当たり前だが、期待値が高くなりすぎるのも大変。
あれもしたい、これもしたい、なんてことを全部実現させることなんて難しい。


お肉はまあ、普通においしかったのだが、番長という名を掲げるにはあまりにも平凡なお店すぎるような気がした。



それにしても、番長っていう響きは男のあこがれだなあ。
番長~助けて~なんて言われてみたいもんだ。






よう助けんけどな。