帰り道の電車でうとうととする。


右肩になにやら重さを感じる。


うとうとしているので、確かめるのも億劫で、そのままにする。


ただ、重さの原因が若くてかわいい女子だったら微笑ましいなあとぼんやり思う。


うとうとしているので、勝手に仕事で疲れた女子だろうなーなんて想像を膨らませる。


ボクの降りる駅が近づいて来た。


ふと顔を上げる。


隣をチラっとみる。



ボクの想像ではなく、これを読んでる人の想像通りである。




おもいきり酔っぱらった若そうで若くなさそうな兄ちゃんがグースカ寝てた。


なんだか自分の想像を邪魔された気分になった。


くやしいので、兄ちゃんが割りと体重をこちらにゆだねて来た時に立ち上がってやろうと思う。


兄ちゃん、ズドーンって間抜けな感じになるだろうか。


駅が近づく。


いい感じに重さがこちらに移動してきた。



再び、ボクの想像ではなく、これを読んでる人の想像通りである。


ボクが立ち上がる瞬間に、兄ちゃんは体勢を立て直し、ズドーンと間抜けな醜態は見られなかった。



ああ、なんだか悔しい。



おかげで散文詩のようなブログになってしまった。


終わり。