お昼前に仕事に向かおうとマンションを出たところで子供がたむろっていた。


一人の子供が割りと大きな石を持っていた。
隣の神社から持って来たのだろうか。

そういえば、道ばたに石ころって昔はもっとたくさん転がっていたような気がする。最近はあんまり石ころなんて道ばたに落ちてない気がする。


まったく関係無いが、今の子供たちも砂鉄だのなんだのって集めたりしてるんだろうか?


他の子供たちは、紙切れをにぎりしめながら、一点に集中している。


どうやら子供たちはどこかから手に入れて来たビンゴゲームをしていた。
しかもなんだかワイワイと盛り上がっている。


なぜ、外でビンゴ?


そのビンゴで当たる景品があるのだとしたら、それはなんなんだろうかと気になったが、あんまり子供たちを見ているとそこらへんのヒステリックなおばはんから誘拐犯だと勘違いされても困るので見るに見られない。


ああ、春休みなんだと子供を尻目に感じた。


昨日見かけたふくらみかけていたつぼみはフライイング気味にいくつか咲き始めていた。
今日はあったかいから、このままだと明日にはもっとたくさんの花びらが見られるだろうか。



ああ、さっきの子供はビンゴで大きな石が当たってしまったのだ。



きっとそうに違いない。
なんだか春がきて、いつでもどこでも寝られそうだ。