何年か前、甥っ子が小学生になった年に、人生初のお年玉をあげようと思った。


小学生がもらうお年玉っていうのはいくらくらいなのだろう。
自分が小学生だったころ、いくらもらってたんだろうか、すっかり記憶にない。


ただ、当時は景気もまだ良くて、親戚のおっさんたちが宝くじの購入枚数を競い合うくらいの時代であった。まあ、それ以外ほんとに記憶にないのだ。


宝くじの記憶といえば、大学生のころ、バブルがはじける直前だったと思うが、もらったお年玉の合計が割りといい金額だったので、それをすべて使って人生初のパソコンを日本橋に買いに行ったのは覚えている。当時はテレホーダイの時間帯だけモデムでピーピョロピョロなんつってちんたら接続していた時代。


ああ、いい時代だったなあ。


話を戻す。


小学生になったばかりの甥っ子にお年玉って500円くらいかなあって話を家族で喋ってた時、なんでやねん!ってつっこまれた。


そして、その年、買っていたポチ袋は使わず、お年玉もあげなかった。
多分、500円でいいと思ってたのを拒否されたためにイラッとしたのであろう。


それから数年、甥っ子が小学4年生になった。
姪っ子は小学2年生になるのだという。


相変わらず日本経済は沈没船のように下に沈んだままではあるが、お年玉をあげることにした。


今回、我が家族に金額は相談しなかったので、3千円ずつポチ袋に入れてあげた。
小学生で3000円もあったら、家でも買えそうなくらいなんでも買える気がした金額である。


金額はどうであれ、甥と姪が2人ともすごく喜んでくれたのでまああげた本人からすれば満足である。


ちなみに、お年玉をあげてから数時間経過、ボクが自分の家に帰っても母親である姉から連絡がないので、あげたんやでっていう連絡という名の自己アピールをした。


そしたら、うちの姉がぼそっとヒトコトつぶやいた。



「あんた大人になったなあ・・」




そんなボクは今月14日に35歳になる・・・