Galerie 1月と7月 多治見 武昭さん
INNOVATION ストーリー vol 1
PARIS INNOVATION STORY
パリに関わりのあるクリエーターの方々にお話を伺います。
パリ6区、小さな映画館やビストロが古き良きパリの細道を演出している界隈。
「クリスティーヌ通り」を抜け、ピカソのアトリエ跡が残る
「グランドオーギュスタン通り」を左に曲がると、
日本の陶芸家の作品と古道具を扱う多治見さんのお店「1月と7月」が見えてきます。
今回はこのお店を創業された多治見 武昭さんにお話を伺いました。
多治見 武昭さん 1月と7月
インタビューvol1 器との出会い
Paristree
器との出会いを教えてください
二階堂明弘 益白楽盃
φ8.5 x h5cm
多治見さん
日本の企業で勤めていた20代後半、少しずつ仕事にも慣れ、精神的に余裕が出てきました。
もともとごはんを作るのが好きだったこともあり、毎日使うための食器を買いたいなと思ったのが、最初に量産品ではないうつわを買ったきっかけです。高校生の頃に読んでいた Pen という雑誌に、食器店の特集を組んでいた号がありまして、その中に面白そうな店が載っていたんです。
西荻窪にある「魯山*」という店でした。何度か足を運ぶうち「古い物だったらここがおすすめだよ」など、店主の大嶌さんに、関連した店ほか色々と教えて頂き、訪れた店でまた新しい店をと、少しづつ器や古道具の知識が増えていきました。
Paristree
小さい頃からいいものをみて育ってきたのですね。
食卓に並ぶ食器はお母様のセレクトですよね、
多治見さん
父が、荻窪で「あぶらかだぶら」という小料理屋を営んでいました。
婦人雑誌の「家庭画報」や、資生堂が発行している「花椿」に連載を持っていたようです。
両親は合意的に別居しており、私は母と暮らしていました。
母は恐らく父からの影響だったのか、古唐津やくらわんかの小皿など、食卓で古陶磁を使っていました。
Pen の特集に目が止まったのも、そういったことが大きかったのかもしれません。
最初のきっかけとして「魯山」に伺ったのはよかったです。
日本で一番面白い食器屋だと思います。
*魯山…東京都西荻窪にある食器店
Galerie 1月と7月
11 Rue des Grands Augustins 75006 Paris

