こんにちは。
スピリチュアルのよくわからないやつでなく、
心理学のちゃんとしたほうの話です。
「バカと無知」
この本の第5章
記憶は書き換えができる!
というか、
どうやらすべての記憶は「偽物」っぽい、
らしいです。
自分でも「えー、そうなの?」と思うので
あいまいな言い方になってしまいました。
この本は「バカと無知」という衝撃的な題名で、
内容が、差別とか自尊心とか偏見とか、きれいごととか、
そんなことに触れてほしくないし、人間性を暴かれるようなことばかりで、
読んでいてへこみました。
それにしても・・・心理学の実験に付き合わされる学生は大変だよなあ。
実験でウソをつかれたり、脅されたり、嫌なことさせられたり、
なにより自分の中の都合悪い部分をつきつけられたりしてね・・
人間の本性ってこわいわ~
でも人間は太古から狭い社会の中で
地位を上げたり、排除されないようにして生きていかねばならなかったので、
何かのせいにしたり、マウンティングや、人を引きずり降ろそうとするのは普通みたいです。
そういう本性があるので、
色々なことを、自分の都合よくいろいろと思い込んでしまうのも普通みたいです。
で、
記憶の書き換えですが、
人には自分に都合のよい見方や思い込みがあるので、
自分では過去の記憶がしっかりとあると思っていても、
本当にそうなのかしら?
もうすでに書き換わってしまってるかもしれません。
外からの要因を加えると、偽の記憶を作ったり、わりとすぐに書き換わっちゃうようです。
(ロフタスの実験:ショッピングセンターで迷子になったという偽の記憶。
被験者に、幼い時に迷子になったという兄からの作り話を聞かせると、それを覚えてると言い、助けてくれた人の顔や服装も記憶しているという)
「潜在意識の書き換え」なんて、よくスピの手法であるようですが、
潜在意識どころではなく、
自分で意識して、
ちゃんとわかっていると思っている記憶が実はあいまいで、
自分の都合よく書き換え可能。
そして、セラピストに誘導されたら、コロッといっちゃうみたい(1980年代に米国でそういうのがたくさんあったそうです)
記憶、信念、自尊心。
あいまいなものの上に立ってる自分が恐ろしくなりました。