こんにちは
今年もまた、植えてもいないユリ、どこからともなくやってきているユリ
野良ユリが咲きだしましたね。
このユリ、外来種です。
以前はなかったけど、ここ2,3年で現れた。(自分の地域では)
外来種は駆逐せよ!
地域の固有種を守れ!
そのように思っていましたが、
そんなの無理。
たとえ自分の庭の野良ユリをすべて刈り取ったとしても、
よそのお庭できれいに咲いているし、
種は1万個飛ばすらしい。
いろいろな場所に、外来種はあふれています。
近所のゴルフ場に大量発生。
雑草だって、外来種。
“こんな草、子どもの頃はなかったよ”みたいなものばかり、増えてます。
外来種、すごい勢い。
身近な生物だって、
よくよく調べたら外来種。
ザリガニ、たんぼぼ、クローバー、ハルジオン、セイタカアワダチソウ、ミドリガメ、
有名なヤツでは、
ブラックバス、ヌートリア、アライグマ、ハクビシン、
外来種は在来生物のエサや棲息地を奪ったり、
在来種と交雑したり、
農業への影響や、
人に危害を及ぼすものもあります。
外来種は、
「人間の活動によって、意図的だったり、意図しなかったりで持ち込まれた生物」です。
元々その地域にいた固有種は、
いろいろな条件の元、
その土地の特有のものとしてその土地の中で生きてきたものです。
長~い時間をかけそのような生態系が出来たので、
これを神の手と呼ぶそうです。
いや、スピリチュアルの人が言ったんじゃないのよ。
学者さんが言ったのよ~
その、神の手を、
人間の手が塗り替えていく。
でも、外来種は駆逐不可能。
そのようなときに、
どう考えればいいのでしょうか?
まずは、
これ以上地域に入れない。
飼っているものはむやみに放さない。
広げない。
「素敵な花~」と言って、自分の地域に持ち帰ったりしない(花ゲリラ)
あとは、最近知ったのですが、
「長い目でみる」
外来種が入った自然がどのように変遷していくのか、
長い目で見てみましょう。
神の技を、人間が塗り替えたとしても、
外来種と言われる生物のせいではありません。
すでに人間の影響が入った自然の、変遷していく様を
長い目で見ていく。
これはもう仕方のないことなのかもしれません。