「老年的超越」という段階が、人間の成長段階としてあるようです。
超高齢者になると、ある種の多幸感をもつようです。
それは、
時間的、空間的なことを超越した感覚。
宇宙的な精神状態。悟りの境地。
自己の境界があいまいになり、
自己に縛られない、全体的な感覚。
承認欲求も、自己顕示欲もない、
過去に縛られることも、人に縛られることもない。
すべてをそのままに受け取る、受け入れる。
このような精神状態がとても幸せで心地よいようなのです。
ひとつ前の段階の
老年期では成熟が極まって英知が出てくる段階ですが、
その人間的な極みをもう一つ越えた境地があるようです。
まさに宇宙的!
このような「老年的超越」という状態があるんだ~。知らなかった。
私もアラカン、老年期に突入の時期ですが、
ひざは痛いし、頭は鈍いし、
あとは「若い人に任せますよ」ですよ
でもやっぱり、ホントは「若いもんにゃ負けない」
この先どんどん衰えて、嫌な事ばかりになるのかな~
と思っていたら、
もっと先に「老年的超越」があるのですね。
宇宙意識に達する、幸せの境地
が待っているということですね。
なぜ気になるかというと、もう一つ。
私の母は施設で暮らしています。
施設に入る前から認知症でした。
認知症を気にして、よく「死にたい」「殺して」などと言っていました。
自分が家族に迷惑をかけていると、思っていたのでしょう。
認知症になってしまい、生きていても仕方ないと思っていたのでしょう。
いま、母はどんな風に思っているのかな。
言葉が不自由なため、本人が何を思っているのかわからないですが、
このような超越した幸せを感じていてほしいです。
ブログを読んでいただきありがとうございました