前回は問題を解くのにかかる時間とそこで取れる得点のバランスを考えて科目ごとに解く問題と解かない問題を選ぶという話をしたよね
 
今日は受かる戦略を立てる上で重要なポイントをもうちょい詳しく話すよ
 
そもそも何のために解く問題と解かない問題を科目ごとに決めるのか?
 
目的は2つ
 
・試験時間を有効に使う
 
・勉強の負担を減らす
 
例えば、最近の埼玉県の数学の問題はたしかこんな構成になっていた
 
1,小問集合(カンタンな計算問題とかがいっぱいある)
2,そこそこいろんな問題(方程式の問題とか作図とか)
3,関数とか
4、図形とか
 
 
それぞれの配点って知ってる?
 
普通に考えたら25点ずつじゃん?
 
 
でも実際は違うんだよね
 
1,小問集合(カンタンな計算問題とかがいっぱいある)50点
2,そこそこいろんな問題(軽い方程式の問題とか作図とか)20点
3,関数とか 15点くらい
4、図形とか 15点くらい
 
関数とか図形は(1)~(3)まであって最初のやつはカンタンで後ろに行くほど難しい
(3)なんかはトップレベルの生徒でも普通に間違える
 
合格に必要な点数が50点なら極端な話1だけやればいい
 
そうなると中3の2次関数とは全くやってなくても問題ないしめんどくさい作図とか図形の証明なんかやらなくていいことになる
 
必要な点数が60点くらいなら1と2だけまともにやっとけばそれだけで70点分あるから十分
あとは関数とか図形をわかるとこだけつまみ食いしとけばいい
 
そもそも全部解かなくていいってこと
 
 
要するに
 
自分が解くべき問題にすべての試験時間を使っていいことになる
 
つまり
 
100点満点中70点分の問題に試験時間50分をフルに使うみたいな感じになるからかなり時間的な余裕ができる
 
そうすると不思議と正答率も上がってくる
 
 
50分で全部を解ききるのはトップレベルの学校に受かるために必要なことであって中堅以下ならそんなことをする必要はない
 
そうすると学力が足りないから時間が足りないということにはならない
 
一般的に学力が低いほど解くのも遅くなるけどそもそも全部解かなくていいんだから解くのが遅くても問題ない
 
当たり前だけど解くべき問題でミスして落としてはいけないのが最も重要だからそこはよく覚えておいてね
 
 
 
これなら勉強するときもすべての単元をやり込む必要はない
 
確実に取るべき簡単な単元をきちんと固めたらあとはそれなりに触る必要がある単元を必要な範囲でやっておけばOK
 
最初から解かないと決めている問題の単元は本当に必要なければまったく手を付けなくてもいい
 
 
過去問を研究して解く問題と解かない問題を選んで戦略を立てることで当日の試験時間にも余裕ができるし、勉強の負担も減る
 
こういうアドバイスをするからプロなわけだよね
 
 
こんなこというと真面目にちゃんとやれとかずるいとか言うやつがいるけど
 
それは受験という勝負の本質をわかってないからそうなるだけのこと
 
 
つまらないプライドやくだらない感情論なんて合格するのに1ミリも役には立たない
 
むしろずるいと言ってくれてありがとうまである
 
 
だって、それだけ俺の戦略に関心があるってことでしょ?
 
そんなに楽して受かったら自分の努力が否定されてるような気がするから腹が立つんでしょ?
 
本当は自分もぶっちゃけ楽して受かりたいんだよね?
 
一生懸命頑張った自分のプライドを守りたいんだよね?
 
 
そこまでして俺のことを認めてくれてありがとう^^
 
 
お前ずるいって言ってるのはお前すごいって言ってるのと同じだからね
 
不正は1つもないから全く問題ない
 
 
俺は現役時代やっかんできた奴らに対していつもこう思ってた
 
彼らのおかげでいつも俺は勝者でいることができた
 
 
そう、勝者の裏には必ず敗者がいる
 
それが、受験の世界
 
 
1発勝負の本番は当日の数字がすべて
 
一生懸命努力することはもちろん大切だよ(ていうか当たり前すぎてそんなこと言う気にもならない)
 
 
受験の最大の目的は合格すること
 
受験生がやることは受かるために必要な点数を確保すること
 
 
苦労した達成感を味わうことじゃない
 
そこを履き違えてはいけない
 
苦労した達成感を味わってファイト1発したい人は富士山とかエベレストにでも登っていればいい
 
 
こんなこと言うといろいろ言われるかもしれない
 
だけど
 
誰もあなたの人生に責任はとってくれない
 
試験を受けるのも合格するのもあなた自身
 
自分にとって何が一番大事なのかをよく考えよう
 

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