企業は、いくつもの要因がうまく重なってこそ、大きくなれるものです。
成長のための要因はさまざまありますが、その影響として非常に大きいものの一つに、時流に乗るということがあります。違う言い方では、「波に乗る」や「トレンドをつかむ」といったものでしょうか。
時流に乗ると、会社の実力以上に成長する場合があります。変わった事や大したことをしている訳ではないのに、売り上げが伸びたり、爆発的なヒットを生んだりすることがあります。それが、結構長く続いたりすることもあります。そうなると、時流に乗っているのか、実力なのかが非常にあいまいになり、本当の会社の姿が見えにくくなるものです。
10年くらい前には、携帯電話の販売が飛躍的に伸びてきており、今ほど価格競争も激しくなかったことから、販売会社で飛躍的な成長をしたこところがいくつもありました。
また、似たような実力以上ということで言えば、2000年前後のITバブルの時には、会社名に「.com」や「サイバー」「ネット」というような言葉が入っているだけで、株式を店頭市場に公開できたり、VC系の融資を受けることが出来たりで活況を呈していました。
しかし、会社は実力以上の成長は出来ませんので、時流が変わってしまったり、一過性のブームが去ってしまうととたんに業績がぼろぼろになってしまうことになります。
就職活動をする上では、これらを見抜かないと、入社したとたんリストラ断行中とか、内定取り消しとかなりかねません。ITバブルの崩壊の時には、内定取り消しや内定先の倒産なども起こっていました。
業績が好調なときは、どこの会社も勢いがあり、強気で、元気ですので、この時期に募集のための会社説明会があったりすると、印象が強く残ったり、参加者へのノベルティが豪華だったり、説明会の会場が豪華だったり、懇親パーティーがあったり・・・なんとなくいい雰囲気だったりしますので、流されてしまいがちですが、
成長する理由が会社に見出すことが出来るかどうかを冷静に見極めることが大事です。他社と同じようなことしかやっていないとか、市場の伸びに連動しているだけと思うなら、考え直す必要があるかも知れません。
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