父 | ふぉーげっとみーのっと

父が交通事故で亡くなりました。
72歳でした。


頼まれたら断れない人の良すぎる性格で、
家族を困らせる事が多い人でした。

でも今どんなに記憶を辿っても、
酔っぱらった優しい笑顔の父の顔しか思い出せません。


仕事仲間とお酒を飲むことが何よりも好きな人でした。

キムチが好きで
タバコはメビウスの1mmで
ゴルフ番組とのど自慢を見るのが好きで
白いキャップがお気に入りで
携帯は頑なにガラケーで
電話をかけると必ず「もし?」て1回しか言わなくて
東北訛りが心地よくて
孫に甘くて



最高の6人のきょうだいと
素敵な母をくれた人でした




お通夜では参列の方々がロビーにあふれかえり、
あとから「駐車場まで並んでいた」と聞きました。

照れ臭そうに笑って一人一人に「わざわざすみません」と挨拶してる姿が目に浮かびます。

天気予報の雨を覆し、
晴天の中、沢山の人たちに見送られて、
小さく綺麗な骨になってお家に帰ってきました。


お父さん

おかえり

とりあえずビールでも飲もうか