先日、無事第一子を出産しました。
そして、【里帰りはしない】という選択をした私たち。
■長時間労働による夫の限られた時間の中でも、子どもが新生児のうちから少しでも触れ合う時間を作りたい。
■ママと過ごす時間と同じようにパパと過ごす時間も持ってもらいたい。
こんな想いから、里帰りはせずに新米パパママで子育てをしています。
きっと大変なことは想像していたけれど、想像以上に大変な初めての育児。
出産前は、仕事や趣味に没頭していて、育児に関する知識は全く入れてなかった私。
【新生児はよく寝る】
【産まれたら母乳はすぐ出る】
と思い込んでいたり、産後の体が想像よりもツライもので回復がゆっくりなことなど、初めて体験するアレコレや毎日の睡眠不足により、《マタニティブルー》に。
守るべき小さな命が、とても感動的でかけがえのないことであり、同時に親になる不安、毎夜ひとりで子どもと向き合うことの孤独感など、色んなことを体験した日々。
最初はご飯やトイレも忘れてお世話するのに必死でしたが、今は少しずつお世話にも慣れてきて、体も回復してきたこともあり、すっかり安定を取り戻しつつあります。
私が暮らす街には【エンゼル支援訪問事業】という産前産後のヘルパー派遣事業があります。
■料理や洗濯、掃除、買い物などの家事
■沐浴や子どもの保育、子どもとお留守番
など、日常の家事育児を手伝ってくれる心強い存在。
私たちの暮らしでは、毎日の食事づくりや買い物などの家事全般と、子どものお風呂は夫の担当。
仕事のスケジュールで食事づくりができない時にエンゼルさんにお願いしています。
また、生協やネットも利用しつつ買い物の負担も軽減するよう試行錯誤中。
出産前は「ふたりで仕事も家事も育児も」をモットーに話し合ってきました。
それでも、エンゼル支援を利用するときには私がかなり躊躇しました。
ただでさえ夫が全ての家事をやってくれていて申し訳ない気持ちが大きく、一般的なママはきっと全て自分でこなしているだろうなあ。と思うと私ってダメダメだなあ。なんて思っていたから。
「ふたりで」をモットーにしていたつもりが私自身が【ステレオタイプの良い妻・良い母像】に捉われてしまう。
そんなとき私にとっての「良い妻・良い母」について考え、
【完璧に家事育児をすること】ではなく、
【毎日夫や子どもに笑いかけ、家庭に穏やかな空気を取り込むこと】
なんだと答えを出しました。
産後すぐは慣れない新生児のお世話に、ご飯を食べることすら忘れて、あっという間に朝になり夜になる状況。
少なくとも私のキャパは、この可愛い新生児のお世話でいっぱい。
到底自分一人では全てはできない。
一人でできないことはふたりで。
ふたりでできないことは他の人やサービスに頼る。
私の中の【一人で完璧に=良い妻良い母】という無意識な認識を少しずつ変えていきたいと思った、産後1ヶ月でした。
