総裁選に名乗りをあげた茂木氏が、地元に戻り、エプロンを身につけて焼きそばを焼いていた。
かつて東京都知事選で、元NHKニュースキャスターの磯村尚徳氏が銭湯でお客さんの背中を流すパフォーマンスをやっていたことが思い出された。
これが日本の政治家の感覚なのだろう。政治家としての経済や外交、社会制度などの能力に関係なく、国民に「あの人は、いい人だなあ」と思わせると、国民は投票してくれると思っている。程度の差はあれ、選挙活動になると立候補者はほぼ全員が、選挙区において、これまで見たことも無いような満面の笑顔を振りまきながら、頭を下げて願いと握手攻撃をする。「お願い」や握手で投票するはずもない。国民をバカにしすぎだ。
国会で、足を引っ張ってばかりいる自己中の麻生氏や高市氏が、いくら地元に帰って作り笑顔を振りまいてみても、当選しないではないか。あれっ、当選するのか・・・。
政治家は、狡猾で利益の匂いを嗅ぎつける能力に長けている。国民の心理を、本当に熟知している。