バレーボール男子世界選手権が行われ、日本は初戦から1セットもとることなく2連敗で、1次リーグ敗退が決定した。
日本がまずやることは、女子チームも男子チームも、重要な場面、流れを左右する場面で、高確率で相手に点数をやってしまうような選手を使わないことである。時々なら仕方のないことだが、相手チームのスパイなのかと思ってしまうほど、確実にミスをしたり、かんたんなボールをとれなかったり、トスを上げる人にうまく返せなかったり、まともにブロックを食らって自爆したりする選手がいる。
普通の場面では、ちょくちょく点数を取ることができるから採用されているのだと思うが、重要な場面では、高確率で失敗する。能力なのか、不器用なのか、心配性で精神的に不安定になるのか、あるいはそのすべてをもっているのか、いずれにしても結果的に足を引っ張る担当となっている。その選手が中心となってやっている間は、日本がメダルを取ることなどできない。流れを断ち切ることばかりしている国が勝てるほど、世界のレベルは低くない。
しかし、日本はこれまでずっとそのような選手を中心に据えて、自爆してきた。この選手がいなかったら勝っていたと思わせるような試合が多かった。協会や指導陣は、そろそろ気づき、学んだほうがよい。しかも、そのような選手をキャプテンにしてしまう。他の選手は不安であろうし、頼りにすることもできず、チームに安心感やまとまりを作ることができない。キャプテンには、実力とリーダーシップが必要である。向き、不向きがある。
男女の両キャプテンは、インタビューなどから自分のことをよく知っていると思われる。日本のために、自分の立ち位置や役割を自ら選ぶ勇気が求められている。