トランプ氏が、テレビ番組において、「自国の10倍の規模の国に挑んではならならい」と述べた。
「大国の言う通りにしろ」というのが彼の信念なのだろう。そうみると、彼の横暴ぶりも理解できる。アメリカが大国だから、言いたい放題、やりたい放題なのかもしれない。
彼の言う大国とは、面積のことではなく、軍事力を指していると思われる。理由は、面積のことを指しているのであれば、トランプ氏はモンゴルやカナダ、オーストラリアなどの命令を何でも聞くということになり、現実的にそのようなことは起こらないからである。
そうなると、アメリカやロシア、中国の奴隷になることを防ぐのであれば、彼らと同等に核を持つしかない。トランプ氏の発言は、「核を持つか、大国の奴隷国家になるか、選べ!」といっていることに等しい。
恐ろしい人を、アメリカ国民は大統領に選んだものである。いや、トランプ氏が異常なのではなく、アメリカ国民の多くが「自分だけ良ければいい」と思っているのかもしれない。