長崎市は8月9日の平和祈念式典にロシアやイスラエルの関係者が参列する見通しを発表した。しかし現在、これらの国は他国への軍事侵攻を続け、市民や街をミサイルやドローンで攻撃している。こうした状況にある国家の代表を平和を祈る場に迎えることは、侵略行為を正当化し、あたかも平和を望む国であるかのような誤った印象を世界に与える恐れがある。祈念式典は戦争の悲惨さを世界に訴える機会であり、加害を続ける国に「平和」の名を借りたプロパガンダの場を提供してはならない。参列の可否は慎重に判断されるべきであろう。