あす、参議院議員選挙が行われる。選挙演説も終わり、ようやく平穏な日常が戻ってくる。

選挙において立候補者はしばしば有権者の支持を得るために、「○○を実現します」といった力強い公約を掲げ、政策の実現を断言する。しかし、このような選挙演説での約束が実現可能であるかは疑問である。実際のところ、政治は単に選挙で当選することだけでは決まらず、むしろ自民党をはじめとする政党内の幹部や政策決定層の考えが大きな影響を与える。特に第一党である自民党の幹部の意向が政策に反映されるため、個々の議員が掲げる公約が実際に実現されることは稀である。この点で、選挙演説で候補者が掲げる公約は、当選後に実行できる保証がない場合が多い。

さらに、政党に所属せずに独立して立候補する者にとっては、政治の決定は最終的に多数決によって行われるため、自分の考えに基づいた政策や法案が通る可能性は低くなる。言い換えれば、個々の議員が自らの信念に基づいて独立して政策を推進することは、現実的には難しいということだ。そのため、選挙演説で候補者が掲げる公約の多くは、実現不可能な「確信的な嘘」に過ぎない場合が多い。

選挙は、結局のところ立派な演説や印象操作を行った候補者が勝利する仕組みとなっている。これが税金を使って全国的に行われる選挙活動の実態であり、市民を説得し、だますことが勝利に繋がる「壮大な茶番劇」とも言える。選挙活動における華々しい約束が実際には何の意味も持たないという現実を直視することも、今後の政治改革にとっては重要な要素の一つであろう。

全く新しい政治のしくみ、健全で実質的な民主主義が求められている。