理屈っぽい人と会話をしていると、「それはどこの何ページに書いてあるの」、「いつ、どこの誰が言ったの」、「その人は何といったか一字一句正確に教えて」などと、瞬時にわからないことを聞くことで、自分の主張を正当化しようとしてくる。もはや話の中身の議論ではない。
このような人は話し合いの目的が異なり(自分の思いをおしつけることが目的)、建設的な議論や話の内容についての調整を一緒に行うことは難しい。では、どのように対応するか。
基本は、まともな会話や議論を避けることであろうが、自身の経験則による分析結果を感想として話し、「○○さんはどう思う?」と相手にも即座に根拠を示せない自身の理解や思いを話すように促すことは、有効な手段の一つだと思われる。
子供のような罵りあいをさけ、経験則による蓋然性の高いやり取りに移行させることが重要であろう。理屈っぽい人はある程度論理性や分析力があるので、それなりに使いようもある。