「中国人客はマナーがないのでお断り」と張り紙をした焼き鳥店が廃業したという。

犬が飼い主に連れられて店の中に入っても、しつけを受け静かに座っている犬もいるが、吠えたり走り回ったり暴れたりする犬もたくさんいる。だから、どこの国でもほとんどの食堂やレストランが犬を店内に入れることを禁じている。これは現実に即した自然の流れであろう。犬を店内に入れることを禁止しても、非難をする人はいない。仕方のないこと、当たり前のことと理解されるからである。

 国籍で立ち入り禁止にするのは人種差別にあたり、憲法に違反するのだという。そうであれば、憲法の解釈、あるいは憲法そのものを変える必要がある。ずさんな憲法を基準にするから、このような論理矛盾が起きる。現実に照らすとおかしくなってしまう条文(矛盾や不正、不公平などが起きてしまうような条文)は修正しなければいけない。

 お寺(休日の不法侵入)や高級ホテル(布団の上や部屋中に脱糞)、そして多くの観光地で、中国人の振舞い(奈良の鹿をたたいたり、割り込みやルール違反をして注意をされた時に逆切れして大声で騒いだり等々)がニュースになっている。今日も富士山で中国人がSNSで助けを求め、捜索隊が出動する騒ぎがあった。

 中国人全員ではないが、度を越したマナー違反をしたり他人に迷惑をかけて逆切れするのは、欧米人でもアフリカ人でもアラブ人でも東南アジア人でもなくロシア人でもなく、いつも中国人である。マナーが守れるなら、世界中の人同様に中国人の入店を断ってはいけない。しかし、グローバルスタンダードがわからず、他国でも中国の習慣やマナーを通すというのであれば、入店を断ることは悪い意味での差別ではない。

 日本が対応を変えるのではなく(どんなマナーの人でも犬でも入店OK!ではなく)、傍若無人に振舞う中国人側が態度を変える問題(中国での道徳教育を徹底したり海外への観光客に対してマナーや振る舞いを中国政府が徹底してアナウンスするなど)であろう。