中国が、アメリカが仕掛けるどんな戦争(経済戦争、貿易戦争、軍事対立)でも最後まで戦う準備ができていると発言していた。

 トランプ氏は、相手が仲間であろうと敵であろうと極端な要求を突き付けて、自分の思い通りにしようとする。これは本気ではなく「脅し」であり、最後の最後には妥協点を見出そうとするだろう。このままでは本当に戦争になるという時には、怖くなって何とかしようとする。

 しかし、ロシアや中国は、単なる脅しではない。トランプ氏と覚悟というか本気度の次元が違う。習慣(常識)の違いと言ってもよいかもしれない。それに核戦争になっても、ロシアや中国、北朝鮮は、失うものが欧米や日本ほどではない。むしろガラガラポンをしたいくらいであろう。そのことをトランプ氏はわかっていない。

 ロシアや中国は、本当に核ミサイルを発射できる。しかし、トランプ氏はできない。トランプ氏のハッタリゲームなど、ロシアや中国には通用しないし、そのことをロシアや中国は見抜いている。

 この事実が分かった時には時すでに遅しで、短気でプライドの高いトランプ氏と副大統領、それに周囲の太鼓持ちたちが我を忘れて怒り狂い、判断を誤らないことを祈りたい。