トランプ大統領が、ウクライナの安全保障について「ヨーロッパにやってもらう。お隣だから」と述べた。
この発想だと、ヨーロッパがアメリカ無しでロシアや中国と対等に戦える核ミサイルを持つことになる。日本に対しても、トランプ氏は今は日本を守ると言っているが、中国やロシアが日本に攻めてきたらトランプ氏は手を引くだろう。だから、日本も単独で中国やロシア、そしてアメリカなどとも戦える(勝てないにしても負けない)ほどの核ミサイルを持つしかなくなる。
核ミサイルだけを持ち、あとの戦車や戦艦などの軍事力はいらないと思う。地道な戦いでは、人口の多い国、武器をたくさん持っている大国が勝つことになる。日本は、最後は力尽きる。ウクライナのようになってしまうだろう。だから、最初から交渉で痛み分けにするか、日本に攻めてきたら日本は相手国に核ミサイルを撃つ(と宣言し、それでも攻めてきたら本当に撃つ)かのどちらかが適切だと思う。ここではじめて、核の抑止力が働くだろう。相手国は、日本の軍事力が核ミサイルしかなく、相手国が日本に攻めてきたら自動的に核ミサイルが発射されると世界に宣言をしていたら、相手国は絶対に攻めてこない。なぜなら地球が終わってしまうからである。
日本は、国土と国民を守るのであれば、覚悟が必要だ。地球が終わってでも、正義を貫くのか。それとも、ロシアや中国、アメリカの奴隷として生きていくのか。日本人の悪い思い込みである「性善説」は捨てたほうがよいだろう。