和田アキ子氏が、フジテレビの日枝会長の進退について「軽々しく言えない」と発言したことが、彼女が会長の肩を抱いたツーショットの笑顔の写真と共に、ネットニュースになっていた。

 この写真だけでも、彼女の彼に対する発言の公平性・公正性に疑問があることは明らかであるが、それにしても、もっとうまい詭弁を考えてほしい。

「軽々しく言えない」と言われてしまうと、「軽々しく言ってはダメというのはあたりまえのことで、この言葉が自分の本音や改善点を発言しなくてもよいという言い訳にはならない。情報番組の御意見番としてお金をもらい仕事をしているのであれば、テレビ局の在り方やテレビ局と芸能人との付き合い方など、様々な事をしっかりと考え、責任をもって自分の考えを堂々と発言する必要があるだろう」と思うのである。

 最近、フジテレビ問題に関連して、テレビ局関係者が「昭和のようにハラスメントや痴漢・強姦(番組内で執拗にスカートをめくったり、胸をもんだり、口にキスをしたりなど)、性接待などが許される時代ではない」と発言することが増えてきたが、少なくとも昭和の時代から私はそれらの番組や業界人による枕営業的なニュースに大きな嫌悪感を感じ、なぜ警察が捜査しないのかずっと疑問であった。昭和だから許されたわけではない。現在犯罪行為になることは、昭和でも犯罪行為になったのである。いけないことは、数十年前も今も同じである。芸能人やテレビ局側が「(昭和・平成前半は)そういう時代だった」ということを言い訳に、これまで自分が行ってきたすべての行為を帳消しにしてはいけない。罪は償うのが当たり前である。これすら無視するのか。

 最近、芸能人もテレビ局も、発言が「論点外しの責任逃れ」なものばかりになってきている。少し離れ、もう少し総合的・客観的に考えてから発言したほうがよい。もちろん、意図的に責任逃れや忖度をしようとしているのであれば、この指摘も無意味ではあるが・・・。