フジテレビ以外の各テレビ局が、一斉にフジテレビを攻撃(批判?)し始めた。

 口を作んでいたフジテレビ局員も、一斉に幹部たちのつるし上げに転じた。

 その目的は何であろうか。

 私には、「自分たちは関係ない。悪くない。犠牲者だ」という自己保身のためのアピールに見えるのだが・・・。

 各テレビ局も、フジテレビと同じようなことをやっていた。一番正義感ぶっているTBSの接待がひどかったという「噂話」も数多くある。全て事実とは思わないが、火のない所に煙は立たない。

 社長と会長による局員への説明会において、幹部をつるし上げたフジテレビ局員の中にも、会社の風土を貶める行為をしてきた輩がたくさんいるだろう(パワハラやセクハラ、性暴力(口へのキスなど)、からかいや冷やかしなどのいじめ、強要接待、もしかしたら芸能人への性の上納など)。中堅の実行犯たちでなくても、不適切なことを見聞きして知っているのに黙認してきた女子アナや若手局員も大勢いたはずである。黙っていることは認めることである。若手局員たちも不適切行為を黙認して事実上サポートしてきた罪は大きい。

 誰かを責めることで自分の罪を隠し、「自分は関係なく正しい」と他人や国民にうつるように必死となる。計画的では無く、無意識のうちにやってしまっているのかもしれない。人間の精神機能の限界(ファジィで非論理的な部分)を見る思いである。