中居氏問題を受け、各テレビ局は、「上司に相談したり通報窓口を設けたりする」、「社内調査をする」という。そして不適切なことがあれば「適切に対処していく」、「必ず(番組で)伝えていく」という。4つとも違うんだなあ。番組で堂々とこのようなことを言うということは、自分たちが言っていることもやろうとしていることも、何もわからないのだろう。完全に思考停止(パニック)になっている。

 上司に相談したり、上層部に伝わる通報窓口に報告したらどうなるかわかるだろう。上の者が会社に不利なことをつぶしたりもみ消したりしたがっているのに、なぜそこに伝えようとするのか。逆であろう。

 加害者側が、社内調査をする目的や結果も、事前にわかるだろう。

 加害者側が、適切に対処するとはどういうことかも、わかるだろう。

 社内調査によるいいとこどりの誤魔化し結果を国民に必ず伝えるのはどういう意図があってのことかもわかるだろう。

 テレビ局について、第三者が言うならよいが、自身が物を申すことはもうやめたほうがよい。プラスのことが何一つ出てこない。

 

 もう一度確認したい。①テレビ局は、自分たちによる社内調査は禁止、②テレビ局の末端社員が上司や上層部に被害を訴えることは禁止(もみ消され、被害者女性のようになる。裁判所や弁護士など、社外の別の所に直接伝える。警察は外圧に屈することがあるのでやめたほうがよい)、③テレビ局が、「適切に対処してまいります」や「報じるべき事実があればお伝えしてまいります」ということは禁止(理由は、「適切か」、「報じるべきか」の判断が加害者側の思いのままになるため、改善もされないし結果的に国民をだますことにもなる)。