中居氏について、フジテレビが弁護士を入れて調査を進めていることを明らかにした。

 弁護士を1人雇って自分たちと一緒に調べさせるというのが最もあくどい手法だ。第三者による弁護士や専門家のみのチームに依頼し、自分たちは調査に一切かかわらないようにしないといけない。これでは、ジャニーズ問題の時と同じ結果になり、本質は変わらないままとなる。フジテレビは、弁護士を1人参加させることで世間には調査の正当性をアピールできるし、弁護士が提言したとしても世間に発表する内容や文言は加害者であるフジテレビが決める。自己保身のための幼稚で悪質なカモフラージュである。そして適度にガス抜きをして、強制的にこの事件を終わらせるつもりであろう。世間は、フジテレビの悪質なもみ消し行為を認めてはいけない。世界中のメディアや国連は、今回のジャニーズ関係者(実行者)とテレビ局(サポート役)の性犯罪疑惑をはじめ、日本のメディア業界の癒着、不正、性犯罪、人権やコンプラ無視の体質を、もっともっと世界中に報道し続けてもらいたい。

 フジテレビは、次々と問題が出てきている。もしすべてが本当であれば、放送停止になるレベルであろう。まともなフジテレビ局員も参加した「被害者の会」のようなものを作り、被害者や実態を知っている人達が勇気をもって声をあげ、それと並行して早く警察によって操作をしてもらったほうがよい。このままではすべてがもみ消されそうで怖い。「正義は勝つ」という言葉ことを、私たちの時代で無くしてしまう。

 長居秀和氏によると、以前中居氏の件(薬疑惑)で警察が引き下がったことをSNSで公表しているが、警察も大きな権力に対しては忖度があるのだろうか。そうであれば、日本には単なる週刊誌の「週刊文春」しかないことになる。完全に独立した監視機関が無いとは、何百年前の国なのだろうか。