吉本のお笑い芸人達は、お客さんを笑わせることができ ない。笑うのは自分(話しながら自分で笑う)と、身内の仲間とスタッフだけだ。
テレビ局の演出も極まっている。お笑い芸人が物を食べたり、「おいしい」といったり、普通に会話したりするだけで、番組によってはそのほとんどに不特定多数の笑い声がバックに挿入されている。何がおかしいのかわからず、見ているとぐったりしてくる。
今のお笑いは、自ら笑う誘い笑いか、さけぶことでお客さんが笑わないと気まずい雰囲気を作りだす強制笑いか、テレビ局の過度の演出による笑いになった。おかしくも面白くもない人たちが大声でふざけ笑い合っているのを見るだけになってしまった。歌謡文化に続き(今は昭和から平成中期までの曲ばかり)、こうやってお笑い文化も落ちていくのだろう。根本的な責任は、その環境を提供しているテレビ局にあるだろう。日本の歌謡文化もお笑い文化もバラエティ文化も、そしてテレビ局の社長や管理職も、年を追うごとに質が落ちていき、とても残念である。