モト冬樹氏による中居正広氏の擁護発言が話題になっていた。彼のブログを見てみたら、「中居君て 俺もそうだけど 他の芸能人からも いい印象しかないんだよな」と書いてあった。これは嘘ではないのだろうか。ネットには、中居氏と関わってきた複数の芸能人たちが、これまでの中居氏の不適切な言動について公表している。私が見た中では、いい印象のことをネットで書いているのはモト冬樹氏一人である。モト冬樹氏も、他の芸能人が中居氏についての悪い印象記事を目にしているだろう。割合は不明だが、少なくとも「他の芸能人からも いい印象しかない」というのは事実ではない。モト冬樹氏は一般人ではない。発言がニュースになるような影響力のある芸能人である。彼は、「俺は いい印象しかないんだよな」と自分のことだけを書かなければいけなかった。
また、彼は「中居正広君は この芸能界にとって 無くてはならない人だから」とも書いている。示談金の額を考えると、中居氏の行為は道義的、人間的に許されるものではないと想像される。金の力で犯罪行為を消し去るという、二重の悪行を犯した。彼は、実質的に罪を償っていない。そのような人物が、公共の電波を使って国民全体に対して働きかける仕事をすることは不適切である。
芸能人というのは、共演したり番組に呼んでもらったりすると、違法行為であろうと相手をかばおうとする習性がある。家族や本当の親友であれば、悪いことをしたら自首をするように説得するだろう。芸能人同士の繋がりというのは、真の友情や信頼関係ではなく、お互いに悪さを助長し合ったり、仕事(利益)を得るためにかばいあったりと、例えるならば「暴走族グループ」や「悪の枢軸国家集団」のような悪友関係の集団に、私には感じられるのである。そのサポート役が、テレビ局といった構図ではないだろうか。メディア業界は何とかならないものだろうか。結論を言うと、改善するならば外圧(国連や世界中から、日本のメディア業界の体質や闇を徹底的に暴露してもらう)しかないだろう。