「事実無根なので、戦いま~す」(松本氏)

「今年もよろしくお願いしま~す」(中居氏)

 この二人と、裸の王様に祀り上げてきたテレビ局は、何とかならないものだろうか。

 中居氏は示談にしたので法的責任はないのかもしれないが、人としてやった事実は消えない。被害者が納得せず、今なお病んでいることを考えると、彼は道義的責任を果たさなければいけない。公共の電波を使って公の仕事をするならば、全ての責任を果たした後でやるべきであろう。

 殺人未遂もそうだが重大な犯罪においては、「示談」を無くしたほうがよい。金持ちならば犯罪ももみ消せる社会など、非常に良くない。

 テレビ局は、ジャニーズ問題もそうだったが、性犯罪についてもっと厳正な意識を持ったほうがよい。いつも実行犯をサポートしたり手を貸したりと、助長担当の役割を担ってきたように思われる。公正・正義の徹底、芸能人との癒着やなれ合い関係の禁止(不正・不公平の温床となる)、法令順守、局員全員に対するコンプライアンス研修(意識が本当に変わるまで週に一度は行う)等々、もしテレビ局自身も本当に自分たちを改善したいと思うのであれば、やらなければいけないことはたくさんある。まずはスタートを切れるかどうかにかかっているだろう。ジャニーズ問題ではテレビ局は逃げ切ってスタートを切れなかった。今度はどうか注視していきたい。私の予想では100%無理だと思う。当たらないことを祈りたい。