テレビ番組の食レポで、「おいしい」の前に何かをつけて言う場合、「とても」や「すごく」は無く、必ず「めっちゃ」という関西の若者言葉を使う。これまで「めっちゃおいしい」は何百回と聞いてきたが、それ以外の「とてもおいしい」や「すごくおいしい」は1度も聞いたことがない。

 なぜだろう。例外なく100%というのは、特別な理由があるはずである。話し言葉も、いじめ(からかいや冷やかし)のやり方も、社会問題の認識(コメンテーターとして)も、すべて吉本芸人が世の中の基準を作っているということなのだろうか。もちろん、原因は吉本芸人ばかりを使うテレビ局にあるのだが。

 現在、言葉に詰まった時や言い間違えた時に、「かんだ」といって笑い、バカにする風潮が日本社会の標準になっているが、私が若い頃には言い間違えることを「かむ」と言ったりすることは無かった。「かむ」というのは、歯で物をかむこと以外には使われなかった。それが、私が中年頃だったか、ある吉本の有名芸人が、ゲストが言い間違えた時に「かんだ!」と笑いバカにしたのをはじめてみたことがあった。その時は、なぜ言い間違えたことを「かむ」というのだろうかと、とても違和感を感じ不思議に感じたものだった。その後、だれかが言い間違えた時に「かんだ!」という吉本芸人がぽつぽつと表れ、最終的に今の状態になってしまった。

 昨日偶然目にした記事だが、吉本芸人が集まって能登半島地震で困っている人達のために募金活動をしたというのを見た。以前の話かもしれない。吉本芸人が募金をしたのではなく、募金活動をしたということに、吉本らしいなあと思った。私の偏見(その時点で証拠のない見方や予想)は、いつも現実となる。

「芸能人やスポーツ選手で、30億以上の預金がある人が集まって一人1億円募金した」、といったニュースでも見たかった。30億、50億もっているような芸能人やスポーツ選手は、お金を何に使うのだろうか。他人の命を助けることに使ってもよいと思うのだが、そういう人に限って1円も出さないものである。

 吉本芸人は、お笑い以外のあらゆる番組に進出し、日本社会の基準を作っている。それにふさわしい言動ができる人々なのだろうか。しかし、吉本や吉本芸人が悪いとは思わない。出演者を決める最終決定権は、テレビ局にあるのだから。テレビ局は、まずジャニーズ問題を反省できないと(完全な第三者委員会による調査と公表)、改善に向けてスタートできない。いつまでたっても、不正・不公平、癒着、忖度等々をやめられないだろう。