国民が天皇陛下に求めるものは、学歴でも学術論文でもない。

 将来、国民が天皇陛下を敬い、親しみを持ち、お言葉をありがたく拝聴したり受け入れたりできるのか、とても心配である。

 秋篠宮さまは、子供たちに好きなことをさせたいと話されていたが、そうなると子供たちは今のような状況になる。子供たちには幼い頃から適切なことを話し、適切に導いてやるのが親の役割であった。

 本人にとっては残念なことかもしれないが、悠仁さまの将来はすでに決まっており、自由にできない面がある。偏差値の高い国立の大学へ行って昆虫を調べているより、学習院大学でボランティア活動や福祉活動、環境活動、難民救済活動、サークル活動などの幅広い経験を積んだり、道徳や倫理、思考力、判断力を育成するための授業やゼミを受けたり、法律や社会常識、国際政治、マナー、コミュニケーションの仕方などを学んだりしたほうが、日本国民の象徴にふさわしい人物(弱い者の気持ちがわかったり総合的・客観的な判断ができたり等)に近づける。これらの知識や経験無しに虫の知識で、信頼と尊敬を得ながら日本国民や世界の人々の幸福や世界平和について適切で有意義な進言をされていくことは不可能である。