現在快晴なのに、ある天気予報サイトには「30分後に降雨」という表示が出ている。空を見渡しても雲1つない。

 サイトによって、同じ地点の翌日の予想最低気温も違う。時には、今の時点で雨が降っており、しばらく続きそうな空模様なのに、1時間ごとの予想天気を見ると、現在もそして夕方まで晴れマークが続いていることもよくある。その発表時刻はいつも数十分前になっている。

 もう少し正確に、そのもっとも正確と思われる情報を統一して流してもらいたい。天気も気温も不正確だし、サイトによってまちまちなんて、ここまで科学が発達した現代においては考えられないことである。おそらく、人間の怠慢や自己の利益(天気予報会社の都合や設備投資の節約等)が優先され、利用者が被害を被っているのではないだろうか。

 それから、○○町の現在の風速や降水量なども、サイトによってはピンポイントで表示されるが、おそらくその地点から最も近い観測地点の情報を「〇〇町の風速」などとしているのだろう。しかし、これまた外れることが多い。しかもその誤差が大きすぎるのである。雨量なども異なるが、特に風速が大きく違いすぎることがとても多い。地形も関係するのだろう。先日も、ものすごい風が吹いている時(風速12~15m位だと思われる)、同地点の現在(10分前)の風速が0.5mと表示されていた。

 天気予報サイトは、無理をして嘘をつくこともなく、堂々と観測所や観測計のある地点の地名の天気や風速として発表したほうがよい。信用失墜を加速させ、オオカミ少年になりかねない。

 市民は、観測所や観測地点の情報をみれば、そこから幅を持たせて自分たちで予想する。そのほうが真逆に外れることも少ないだろう。