国民は、国民民主党の議席を少しだけ増やしてあげた。その理由は、「○○円の壁云々」という主張に共感したからというが、それよりも国民民主党は原発新設を強く訴えている党であるということをわかって国民(の一部)は投票したのだろうか。一つの小さなしくみなどの話ではなく、日本全部が、あるいは日本の広範囲の国土が終わる話のほうがはるかに重要で見逃せないことである。今日のニュースでは、国民民主党が、もともと原発推進派である自民党に力を貸すことで、原発新設も現実味を帯びてきたと報じていた。
地震大国日本では、どこで大地震が起きてもおかしくない。断層だらけの危険な国である。M8以上の大地震が起きる可能性のある地域マップでも見てもらいたい。どうしようもできないから、マスコミもあまり触れていないが、日本ではどこでも大地震が起きる可能性がある。
国民民主党は、このような国で原発を再稼働するだけでは足りなく、増設していくことを強く訴えている党である。国民は、そのことを知ったうえで国民民主党を応援するならわかるが、そうであれば原発が再び地震や停電によって爆発し国土が広くやられてしまっても後悔をしてはいけない。国民は、わかってそちらを選んだのだから。「知らなかった」、「こうなるとは思わなかった」、「想定外だった」とは絶対に言わせない。
どこで大地震が起きてもおかしくない日本では、原発をつくってはいけないことぐらいは、小学2年生でも判断できる。原発が壊れたら、玉木氏が「役職を辞任します(政治家は続ける)」と言っただけで済む話ではない。玉木氏が家などを財産をすべて出しても、政治家を辞めても、命をかけても、原発事故の被害にあう膨大な数の人々の中のたった一人の生活すら元に戻すことはできないのである。責任の取れないことをやったり主張したりしてはいけない。
国民も、意図的に思考を停止せず(嫌なことから逃げたりせず)、よくよく考えて行動したほうがよい。一時の感情で動きすぎる