冷え性(ひえしょう)の人のためのぽかぽか靴下などが販売されているが、冷え性の人というのは足が自発的に発熱せずに徐々に冷えていくものである。いくら毛糸やヒートテックで足をぐるぐる巻きにしても、その中で足が冷えていく。厚手の靴下など意味がないのに、なぜこれこれほど多くの種類が発売されているのだろうか。一度は信じて買ってくれるから、それを狙っているのだろうか。私はひどい冷え性のため、うたい文句に騙されて様々な種類の靴下を買って履いてみたが、どれも効果は無かった。その靴下の中で足が冷え切り、脱いでお湯で温めていた。

 もちろん、厚手の靴下を履くことで冷たい床に足が直接触れることを防いで直接冷えるのを防止することはあろうが、それだけを防ぐなら普通の靴下を履いてスリッパでも履いていればよい。足が冷たくなる程部屋が寒ければ、そうなる前にぶるぶる震えて暖房を入れるだろう。だから、そういう問題ではないのである。

 冷え性の人は、足に対して外部からの熱供給がなければ足は常温にはならない。冷え性がひどいために冷え性向けの靴下の購入を検討している人は、初めから足温器のようなものを買ったほうが、遠回りせずに(お金や時間を無駄にせずに)済むかもしれない。人によって症状が異なるので、参考程度に・・・。