橋下弁護士のコメントや他人とのやり取りを聞いていると、彼は自分の価値基準や思考パターン(論理性)、嗜好や経験に基づいた考えが、他人のそれよりも適切、あるいは正しいと思っている。だから、自分の考えや発言と異なるものを聞いた場合には、個別の状況や環境を無視し、嘘(一部の正論)や詭弁を使ってでも必ず反論・否定し、世論誘導する。

 事実についての説明や感想については、いいとこどりの偏った一部分の視点から主張を突き進め、結果として多様で総合的な現実的評価ができないで終わる。極端に言えば、揚げ足取りの口喧嘩に近い。

 思考や表現の自由、多様性、状況や環境などを認めず、正当性や蓋然性、現実性に関係なく自己の主張をやめない姿を見ていると、コメンテーターとしてはとても危険に私は感じてしまう。