国民民主党は、二大政党制を日本の政治に根付かせるのは二の次で、要求している個別の政策を実現させることが第一のようだ。
しかし、それでは様々なデメリットも必然的に生じてくる。例えば、外交において国益を守れるか、リーダーシップを発揮できるかなどの問題がある。結果的に、野党第一党よりも数の少ないたんなる一野党の操り人形とならざるを得ない自民党の石破総理大臣が、G7や海外の国から、信頼されたり頼られたり、あるいは重要な仕事を頼まれたりするだろうか。不安定な日本の政府を見て、日本を狙っている周辺国たちはチャンスとばかりに、むちゃな行動(領土の侵犯や侵略等)や一方的に自己中の要求を突き付けてくる可能性も高くなる。安定した政権でないと、外交で日本の総理が相手にされなくなることも、国民民主党は考えているのだろうか。国や国民の大きなデメリットよりも、国や国民にとって比較的影響の少ない個別の要求を優先させることは、日本を担う政治家としては失格である。本末転倒であろう。