なぜ小中高での不登校やいじめが多いのだろうか。そもそもいじめは昔(50年以上前)には、なかったのだろうか。教師による「頭ゴツン」(今でいう体罰)もなかったのだろうか。

 様々な事(適切な教育方法や本質的な原因、言葉の定義、他国における教育の調査、モンスターやマスコミの教育力等々)が、中途半端に(感覚的に)扱われている。

 学校教育について何も知らないマスコミが興味本位で作り上げた世論によって、いくら現場の教師をつるし上げてみても、根本的な解決に至らないばかりか多くの問題が増えていくだけである。教師は委縮し、あきらめ、子供への教育はどうでもよくなり、皆(子どもや保護者、文科省、マスコミなど)の機嫌取りをするだけになる。

 現場の教員たちの意見を基に、解決や改善に向けてきちんと取り組んだほうがよい。「保護者、マスコミ、文科省」は、子ども達のことをもっと大切に考えなければいけない。数十年後に「知らなかったあ」では済まされないのである。方向が間違っていれば、熱心であればあるほど正道から離れていく。