23時からのTBSのニュースで、7党首が集まって討論をやっていた。まだやっていたのか。実際に取り組む保証も、取り組んだとしても達成できる保証もないことについて、「○○します」と皆が断言している。これは私は詐欺だと思う。わからないことを「します」と言えるはずがない。討論や選挙演説などは、自民党に関して言えば、これまでの自民党議員達の言動で判断しようとする国民の判断力を狂わすことにしかならない。まあ、それが真の目的なのだろうが。

 蓋然性について少し突っ込むと、自民党以外は過半数を取れないから言ったことは実現不可能であるし、万が一政権を取ったとしても自民党や官僚が全力で邪魔をするので、やはり実現は不可能である。そして、自民党が口八丁やお辞儀・謝罪攻撃で過半数を取った場合、自分たちにマイナスになるようにしくみや法律を変えたくない人の集まりだから、討論会で主張していることはやはり実現不可能となる(石破首相一人では何もできない)。

 何のための嘘発表会なのだろうか。日本は現実的には一党独裁の派閥政治であり、事実上は独裁国家である。ごまかしている分、堂々と独裁政治を貫いているロシアや中国、北朝鮮よりたちが悪い。日本は、一級の立派な民主主義国家だということを世界にわかってもらいたいということについては、7党首が一致しているのだろう。