お笑いの松本氏の強制性交疑惑について、女性をアテンドしたとされているたむらけんじ氏が、取材で「正直、本当にいわれのないこと。僕らのことならなんでもいい。でもあの人のことは100(%)ないので」と言い切ったという。松本氏についても「(活動休止が)長すぎる」、「これで人の人生変わるとか、仕事がなくなるって、ちょっと日本をどうにかしたほうがいいと思います」と語った。
なぜ松本氏やその子分たちは、お金を払ってお店で遊ばずに、素人をターゲットにしていたのかがこの事件の本質である。お店ではできず、素人相手ならできることとは何かということだ。有名になった吉本芸人達は、どのような目で一般人(特に女性)を見ているのかといった、本人たちの人権意識にも関係してくる話である。彼らが街を歩いている日常の姿を写真などで見ても、ほとんどやくざやチンピラの歩き方と変わりがない。心がそうなっているのだろう。吉本芸人っていったいどいういう人達の集まりなのだろうか。
たむら氏は、「(休止活動が)長すぎる」、「日本を・・・」などと話すが、現在は裁判の審理が行われている最中である。松本氏や手下の吉本芸人たちの罪があやふやな状態で、テレビに出て仕事をしたほうがよいというのだろうか。加害疑惑のさなかに公のテレビに出演させる日本に変えていこうと主張しているのだろうか。なぜ「日本」まで持ち出してきたのか。「国」云々のレベルや範疇の話などではない。人としての基本中の基本の話、小学生の道徳レベルの個人的な問題である。
吉本芸人のお笑いの仕事以外のまじめな話を聞いていると、気持ちが悪くなってくる。吉本芸人達の、判を押したような傷のなめ合い発言(擁護発言)は、もううんざりだ。