ジャングルポケットの斉藤容疑者が書類送検を受けた件で、お笑い芸人のコメンテーターは残った二人のメンバーについて、お笑い芸人達が面白くしてくれるから頼ったほうがいい、さんまさんなども面白くしてくれるからどんどん甘えたほうがいいなどと話していた。この事件を笑いで吹っ飛ばそうという意味なのだろう。被害者がいる刑事事件なのだが・・・。
お笑い芸人達の「人」としての感覚や倫理観、常識、責任感は、こうなんだよなあ。不自然で大げさな大笑いの姿をやって見せることで、いじめも暴力もからかいもハラスメントも刑事事件もすべてチャラにできると思う人は、社会にとってマイナスであり危険でもある。
お笑い芸人を抱える芸能事務所は、月に1度程度は(コミュニケーションや行動についての)マナーやハラスメント、人権、違法行為などについての研修を行ったほうがよい(コメンテーターをやらせるなら、最低限の社会問題の情報や論理(話の筋)についての学習も)。今はどこの会社や公務員でも、一般の人に向けてこの手の研修を頻繁に行っている。多くのお笑い芸人は、一般の人より非常識で教養もない(日々多くの芸人をテレビでずっと見ているとわかる)のだから、事務所は責任をもって一般企業よりも余計に研修を行わなければいけない。