カット野菜を洗う時に使う次亜塩素酸ナトリウム(水道水の殺菌で使われる100倍の濃度)や福島県産の農水産物に含まれる放射線量の量(濃度)などは、国の基準内だから安全だという。

 国が示す基準内なら体に安全なのだろうか。国の基準値は、すぐにバレないレベル(食べてすぐに体のどこかに異常がでたり入院したりしないレベル)の基準値だけは保ちつつ、あとは最大限経済優先に決めているはずである。

 アメリカから輸入されるグレープフルーツやオレンジ等には、アメリカや日本の国内では禁止されているハーベストポスト(収穫後に使われるもの)の濃い農薬がしっかりと定着するようにワックスと共に船内で大量に繰り返し噴霧されている。国内で禁止されているハーベストポスト農薬だが、輸入柑橘類になると国の基準値内に収まり、販売OKとなる。ニワトリと玉子の話のようだが、輸入するために基準値を自由に決めているという、おかしなことが普通である。結局、国は基準値などどうでもいいのであろう(すぐにバレない範囲内で)。