都市部の指導主事は、教員や教師を目指す学生に対しても謙虚で丁寧に話をするが、地方の指導主事は若い教師や大学生に対しては傲慢で非常に態度が悪い。思い込みで、的外れな指導を平気で口にするし、教師を目指す大学生からの事務的な質問メールを無視する指導主事もいる(答えられないないような質問であればその旨を伝えるメールをきちんと返信するのが社会人としての常識であろう)。そのくせ、自分の上司に対してはこびへつらう。部下や学生などを見下しているのだろう。社会の常識やビジネスマナー、人権感覚などもよくわからない、悪い意味での「いなか者」の典型である。もちろん地方にも都市部のような指導主事が数としてはけっこういるのだろうが、経験上このような傾向が顕著だった。
閉鎖された地方の中で自由に威張れるという、いなかの公務員の雰囲気が、教育事務所や県職員たちを裸の王様にしてしまうのだろう。まさに、「実ほど、頭を垂れる稲穂かな」である。