貴景勝が2連敗し、今日から休場する。体のどこかが痛いということだが、これで何回目だろうか。本当に試合ができない程なのだろうか。横綱も初日から休場だ。ほとんどの関取が休場などせずに毎回14日間戦う。それが普通だ。しかし上位陣だけはすぐに休場する。休場しても給料はもらえるから、優勝(賞金)が無理そうだとわかったら、もうやめて家にいるのだろうか。確かに働かなくても給料がもらえるのであれば、あえて働くバカはいない。関取は本場所が主たる仕事であり、それをやらないで給料をもらえるという制度は改めたほうがよい。そうしないと、力士たちもすぐに休むだろう。
もし本当に相撲が取れない程の怪我なのであれば休むしかないが、スポーツ選手(や運動を仕事にしている人達)は、体力や技能だけではなく、強い心や強い体も必要だ。それを含めての「選手の能力」である。すぐに体をいためる上位陣達は、力士にふさわしい能力を身に付けていると言えるだろうか。
大相撲で14日間戦えない力士は、相撲が強い弱い以前の問題であり、毎回の試合に耐えられないような体ということなので、相撲はやめたほうがよい。横綱と大関は、ほとんどの力士がそうであるように最低条件として14日間戦える体を持った人にしたほうがよい。上位陣だけが弱い体、ボロボロの体なんておかしいだろう。試合に出られる体は当たり前のことであり、最低条件である。そんな弱い体、怪我だらけの体の人が最高位の横綱や次の大関なんていうのではいけない。
横綱も大関もそれ以下の力士も、けがによる休場5回に達したら、関取に耐えられない体ということで、関取から外して協会内の他の仕事に変えるか、やめさせるようにする。そして、負け越したら、横綱も含めて全員が降格するように制度を変えたほうがよい。
横綱は、悪い成績が続いたら降格できずに引退するしかないから、すぐに途中休場で逃げる方法をとっているのかもしれない。もっと自由にしてあげてほしい。そして横綱昇進の条件をもっともっと厳しくしたほうが力士たちのためである。すぐに横綱にするから、4場所5場所続けて休場してそのまま引退するしかなくなるのである。好きな相撲をもっと楽しく長くとらせてあげたい。