最近はデカ盛りが多く値段も数千円とるようになった。
かき氷が驚くほど山盛りにして1900円とか、山盛りパフェが2800円、オムライスも食べられない程大きくて1700円など、量と値段が半端なくなってきた。海鮮丼や天ぷら丼でも通常の3倍くらいの量になって3800円位とる所もある(大盛り表示ではない)。
標準的な体型の人が非常に大盛りの食べ物を出されると、「おいしそう」とか「嬉しい」という気持ちではなく、「うわあ~」、「食べられるかなあ」など、不安に感じたり嫌な気持ちになる。食べ始めてから3分後には、もはや味覚は無くなり食べきることだけに専念しているだろう。このような思いをするために、コース並みの高額な料金を支払う。誰が喜んで注文するだろうか。
日本人は、幼い時から出されたものは残さずに食べるよう教わってきている。残り物は捨てるしかないので、もったいないことは絶対にやらない。だから、苦しくても嫌でも腹が限界でも残さず食べる。もはや使命感や責任感、いや義務で動いている。2回目に訪れる客はまずいないだろう。
店側は、「お客さんには腹いっぱい食べて満足してもらいたい」といって出しているようだが、今まで通り大柄の体型やスポーツ選手などたくさん食べる人が「大盛り」で注文すればよい。外食産業が、すべての人に大量に出してお金を多くとるという悪い流れになってきた。お金が欲しいのであれば(単価を数千円にしたいのであれば)、お客さんに犠牲になってもらうのではなく(とんでもない量を出すのではなく)、質やサービスなど他の事で勝負してもらいたい。