立憲民主党代表選挙が告示され、立候補者が出そろった。

 中には、当選1回の女性新人議員がいるようだ。立憲民主党の中には、彼女が日本の総理大臣にふさわしいと思っている人がいるのだろうか。立憲民主党は、端(はな)か与党になろうとは思っていないことが伝わってくる。

 推測であるが、他の3人の立候補者だけだと毎回同じ顔触れで国民の関心も集められず批判も多く出そうなので、立憲民主党は「世代交代を目指して若手を起用しようとしている」、「女性を起用しようとしている」ということを世間にアピールするために彼女を利用したのだろうが、ちょっと度が過ぎた。

 立憲民主党にしても野党全体にしても、いかんせん議員数が少なく、全ての行動が無に帰する。誰が代表になろうと、どんな政策や法案を出そうと、何の意味もない。最後は多数決なのだから。野党は野党間の政策一致が重要という考えを捨て、まずは数を集結することである。そうしないと、話にもならない。存在意義がない。