野党は政策が異なるということで、1~2の政党にまとまろうとしてこなかった。ここに、野党の大きな勘違い、ミスがあり、自民党にとっては非常にラッキーなことになっている。
政権奪取はもちろん、国会での法案成立、憲法改正など、全ては国会議員の数で決まる。だから、最も優先させなければいけないことは政策の一致ではなく、「数を集める」ということである。これが一番重要なことであり、大前提である。数がなければ何もできないのだから、話にならないのである。政策の一致などは二の次である。政策の一致などずっと後の話というか、自民党内のように一致などしなくていいのである。様々な意見が出てよいのであり、時々の状況でベターを求めて話し合いや多数決でまとめればよいだけの話である。
政策が一致しなければ、いくつもある野党が1つにまとまることができないという態度は捨てたほうがよい。(自民党による)一党独裁では、今の自民党のように必ず徐々に慢心やよどみが生じ、与党が不正や腐敗の温床となってしまう。だから二大政党制にすることが、何にもまして優先されなければいけない。このことを野党は認識できないのだろうか。もしかしたら、認識できているが、楽をしたいから、あえて万年野党になるような行動をとっているのだろうか。